2022.08.29
8月26日にイランのアザディバスケットボールホールで「FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window4が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)がイラン代表(同23位)と対戦した。
日本はWindow3までの6試合で2勝4敗と負け越しているが、開催国枠として本戦への出場権を獲得している。渡航を見送ったトム・ホーバスヘッドコーチ、コーリー・ゲインズアソシエイトヘッドコーチに代わって、佐々宜央アシスタントコーチが指揮官代行を担当。帰化選手不在の中、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、馬場雄大、吉井裕鷹(アルバルク東京)、井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)の5人がスタメンを務めた。
試合開始から218センチの高さを誇るNBA経験者のハメド・ハダディに苦しむ中、開始約5分で井上と馬場がともに2本、比江島が1本の3ポイントシュートを決めるなど、19-19とハイスコアゲームの様相。さらに、井上が3本目、ベンチスタートの須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)も長距離砲を沈め、27-25と2点リードを奪った。
第2クォーターは序盤から失点を重ねると、得点も奪えずに0-15のランを献上。残り2分24秒に馬場がようやく3ポイントで得点を挙げたものの、その後も比江島の2得点と、わずか5得点にとどまり、32-44でハーフタイムを迎えた。
馬場の3ポイントでスタートした第3クォーターは、相手のオフェンスを止められない時間帯があったが、富樫の3ポイント、永吉佑也(ライジングゼファー福岡)のジャンプショットなどでつなぎ、残り2分55秒に47-53と6点差。しかし、終盤は再び相手のリズムとなり、47-65と点差を広げられた。
第4クォーターは河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が開始早々にフリースロー2本を沈め、直後に吉井の得点をアシスト。さらにファウルを受けながらシュートを決めると、馬場のダンクをお膳立てするなど躍動した。試合終了残り3分50秒に井上がファウルアウトしたが、同1分8秒に馬場の3ポイントで65-75と10点差。1分を切って“3点プレー”を成功させるなど猛追したものの、68-79で敗れ、予選5敗目を喫した。
なお、日本は30日に沖縄アリーナでカザフスタン代表(同68位)と対戦する。
■試合結果
日本 68-79 イラン
JPN|27|5|15|21|=68
IRI|25|19|21|14|=79
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