2022.08.25

出身都道府県別に見るW杯本大会・予選出場選手輩出ランキング…1位は6選手を輩出

出身都道府県別のW杯本大会・予選参加選手輩出ランキング[写真]=Getty Images、伊藤大允
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 2023年にフィリピン・インドネシア・日本の3カ国で共催される「FIBAワールドカップ2023」。男子日本代表は2023年大会が通算6度目のワールドカップ本大会出場となる。

 過去20年では自国開催となった2006年大会、中国で開催された2019年大会へ出場し。それに関わる予選を含めると多くの選手が代表に名を連ねてきた。では、どの都道府県が代表選手を輩出しているのか。ランキングトップ10をピックアップした。

 ※対象は2006年世界選手権、2009年アジア選手権(2010年W杯予選を兼ねた大会)、2013年アジア選手権(2014年W杯予選を兼ねた大会)、2019年W杯予選、2019年W杯本戦、2023年W杯予選

■1位 東京都:6選手

 47都道府県最多となる約1400万人の人口を誇る東京都が、ランキングトップに立った。2006年世界選手権へ出場した網野友雄を筆頭に、岡田優介アルティーリ千葉)、松井啓十郎富山グラウジーズ)、安藤誓哉島根スサノオマジック)、寺嶋良広島ドラゴンフライズ)、井上宗一郎サンロッカーズ渋谷)が首都出身の選手としてW杯本大会・予選へ出場している。

井上は3ポイントシュートも打てるビッグマンとして代表での地位を確立しつつある[写真]=伊藤大允


・2006年世界選手権:網野友雄
・2009年アジア選手権:網野友雄、岡田優介
・2013年アジア選手権:松井啓十郎
・2019年W杯予選:なし
・2019年W杯本戦:安藤誓哉
・2023年W杯予選:安藤誓哉寺嶋良井上宗一郎

■2位 大阪府、愛知県:5選手

 2位には2府県がランクインした。大学生だった2006年から長らく日本代表を支え続ける竹内公輔、譲次は大阪府吹田市の出身。また、貴重なアウトサイドシューターとして貢献した辻直人トム・ホーバス体制で主力として活躍している吉井裕鷹も名を連ねた。

 愛知県からは2006年世界選手権でキャプテンを務めた古田悟のほか、貴重なビッグマンである太田敦也張本天傑、スピードが持ち味の宇都直輝が名を連ねた。現在アメリカで武者修行中の富永啓生は、愛知県名古屋市の出身だ。

富永は7月のアジアカップでシューターとして活躍した[写真]=Getty Images


▼大阪府
・2006年世界選手権:山田大治竹内公輔竹内譲次
・2009年アジア選手権:山田大治竹内公輔竹内譲次
・2013年アジア選手権:竹内公輔
・2019年W杯予選:辻直人竹内公輔竹内譲次
・2019年W杯本戦:竹内公輔竹内譲次
・2023年W杯予選:竹内公輔吉井裕鷹

▼愛知県
・2006年世界選手権:古田悟
・2009年アジア選手権:なし
・2013年アジア選手権:太田敦也
・2019年W杯予選:太田敦也張本天傑宇都直輝
・2019年W杯本戦:張本天傑
・2023年W杯予選:張本天傑富永啓生

■4位 福岡県、兵庫県、神奈川県:4選手

 4位には福岡県、兵庫県、神奈川県と3県が入った。学生バスケが盛んな福岡県からは、昨シーズンBリーグチャンピオンシップMVPを受賞した比江島慎宇都宮ブレックス)をはじめ、Bリーグ有数のシューター・金丸晃輔三遠ネオフェニックス)らが輩出された。

 また、兵庫県から今後の活躍が期待されるシェーファーアヴィ幸樹シーホース三河)やテーブス海滋賀レイクス)、神奈川県からは日本代表のキャプテンを務めた篠山竜青川崎ブレイブサンダース)や齋藤拓実名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)などが名を連ねている。

シェーファーは貴重な日本人ビッグマンのため今後の活躍に期待が集まる[写真]=伊藤大允


▼福岡県
・2006年世界選手権:なし
・2009年アジア選手権:なし
・2013年アジア選手権:比江島慎金丸晃輔
・2019年W杯予選:比江島慎ベンドラメ礼生橋本竜馬
・2019年W杯本戦:比江島慎
・2023年W杯予選:比江島慎ベンドラメ礼生

▼兵庫県
・2006年世界選手権:なし
・2009年アジア選手権:なし
・2013年アジア選手権:なし
・2019年W杯予選:古川孝敏
・2019年W杯本戦:シェーファーアヴィ幸樹
・2023年W杯予選:シェーファーアヴィ幸樹野本建吾テーブス海

▼神奈川県
・2006年世界選手権:伊藤俊亮
・2009年アジア選手権:竹田謙
・2013年アジア選手権:なし
・2019年W杯予選:篠山竜青
・2019年W杯本戦:篠山竜青
・2023年W杯予選:齋藤拓実

■7位 北海道、新潟県:3選手

 現在もBリーグで活躍するベテランを輩出した北海道、新潟県が7位に。シーホース三河でプレーする柏木真介は北海道帯広市の出身、今年5月に42歳の誕生日を迎えた五十嵐圭群馬クレインサンダーズ)は新潟県上越市で育った。

五十嵐は2006年世界選手権で主力として活躍した[写真]=Getty Images


▼北海道
・2006年世界選手権:柏木真介
・2009年アジア選手権:柏木真介
・2013年アジア選手権:なし
・2019年W杯予選:なし
・2019年W杯本戦:なし
・2023年W杯予選:佐藤卓磨須田侑太郎

▼新潟県
・2006年世界選手権:五十嵐圭
・2009年アジア選手権:五十嵐圭
・2013年アジア選手権:なし
・2019年W杯予選:富樫勇樹
・2019年W杯本戦:なし
・2023年W杯予選:富樫勇樹今村佳太

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