2023.02.13
8月23日、群馬クレインサンダーズが新加入選手、新ヘッドコーチの入団記者会見を実施。並里成、水野宏太ヘッドコーチ、吉田真太郎ゼネラルマネージャーが登壇した。
並里は2009年からリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)、琉球ゴールデンキングス、大阪エヴェッサ、滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス)を渡り歩き、2018年に琉球へ復帰。2021-22シーズンはファイナルまで進出したものの、宇都宮との頂上決戦を欠場した。
「無力という感じでした。あの悔しさは今後のキャリアにおいて力になってくれるのかなと。あの悔しさを味わいたくないという思いがあります。群馬で一つでも多く勝って、優勝できるようにやっていきたいです」
「バスケットをもっと学びたい」という思いで移籍を決断したようだ。「バスケット選手としてまだまだだと思っています。水野HCは多くの経験をして、いろいろなバスケット、いろいろなチームのあり方を学んできたと思います。僕がどのようにして日本のバスケを盛り上げていけるのかも含めて、バスケに対する姿勢も学びたいです」
その水野HCは栃木のアシスタントコーチ2年目、2009-10シーズンに並里とともにJBL優勝。その後は日本代表のAC、レバンガ北海道のHCなどを歴任し、昨シーズンまで在籍したアルバルク東京ではルカ・パヴィチェヴィッチHCの右腕としてBリーグ連覇を果たすなど、経験豊富な指揮官だ。
「群馬でやっていきたいのは文化を作ること。また、コミュニケーションをしっかりと取っていきたい。バスケットボールはコーチが来て、指針を持ってやっていたとしても、それを表現するのはコート上の選手たちです。僕たちが『こういうことをやろう』と話しても、コートに出た選手は『自分たちがこういうことをやっていくんだ』という意思を表現して、話し合う。それがなければ強いチームになることはできないと考えています。日々の練習からコミュニケーションを取ろうと伝えて、今は選手の感じていることが徐々に出てきています。そういう意味では面白くなっていると感じています。強いチーム、優勝するチームはしっかりとした文化があると、A東京、特に前HCのルカ・パヴィチェヴィッチHCからすごく学ばせていただきました。文化を構築するのは簡単ではなく、すぐにできるようなものでもありません」
「文化を作ること」と今シーズンの目標を掲げた水野HCに対し、並里は「優勝したいですね。僕は欲張りたいので」と力強く宣言。「優勝請負人」(吉田GM)と期待された2人が、群馬の地に歓喜をもたらすことができるか。ヨーロッパで活躍したケーレブ・ターズースキーも加わった“新生”群馬クレインサンダーズが2022-23シーズンに挑む。
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