
2025.05.01
4月24日、B2東地区7位で今シーズンを終えた福島ファイヤーボンズは、ロスターの過半数を超える選手9名が契約満了となったことを発表した。
今シーズンの福島は、開幕直後から黒星が先行。特に外国籍選手を中心に負傷離脱が響き、クラブ史上ワーストの勝率(.250/15勝45敗)で地区最下位に低迷した。シーズン終了直後の4月21日には、山根謙二ゼネラルマネージャーが退任し、新シーズンから現京都ハンナリーズGMの渡邉拓馬氏を後任に据える人事も発表。巻き返しを期す来シーズンへ向けて始動していた。
この日発表された契約満了選手のなかには、チームの得点源であったミカエル・ホプキンス、ラポラス・アイヴァナーカスや、日本バスケットボール選手会会長の田渡凌、メニエール病の影響で1試合も出場できなかった山内翼の名前も。
今回の発表に際して、田渡は「福島でプレーができてとても幸せでした。素晴らしい仲間たちと出会い、良いときも悪いときも試行錯誤しながら前に進み続けた日々は自分の人生に必ず役立つと信じています。美味しいご飯や湖水浴、たくさん通ったサウナも恋しくなると思います。3月11日はどこにいても福島のことをいつも以上に思い出すでしょう。2年間たくさんの応炎本当にありがとうございました」と、クラブ関係者やファンに感謝。
また、「最後に2つお願いがあります。皆さんが地域のリーダーとなってゴミの削減を本気で頑張ってください。あと、あまり人気のないボンズくんをどうか皆さん宜しくお願いします」と、今後の福島に思いを寄せるメッセージも残した。
今後はBリーグの自由交渉選手リストに公示され、他クラブへの移籍や再契約、引退などの可能性がある。
福島が契約満了を発表した選手の一覧と、各選手のコメントは以下の通り。
▼ #1 佐藤星来(PG/35試合出場)
「シーズン途中からプロとして最初のシーズンに福島でプレーする機会を与えてくださったGMをはじめ、福島ファイヤーボンズを支えてくださる関係者全ての皆さまに心より感謝申し上げます。また、途中加入にも関わらず温かく迎え入れてくださったボンズファミリーと一緒に、どんなときも愛のある応炎の中でプレーすることができて幸せでした。このチームで経験した悔しさを糧にもっと精進して、また皆さんとお会いするときにステップアップした姿を見せられるように頑張りたいと思います。チームを離れることになりますが、これからも応炎していただけると嬉しいです。福島の皆さん、本当にありがとうございました」
▼ #5 ミカエル・ホプキンス(C/48試合出場)
「シーズンを通して応援してくださったファンの皆様に心からお礼を伝えたいです。皆様の応援が私にとっては全てでした。本気で熱く応援してくださるファンの皆様の前でプレーできることほど素晴らしいことはなく、それがあったからこそ私は日本でのプレーに素早く対応することができました。困難な状況でも皆様が常に我々を支え続けてくれたからこそ、勝利したときの喜びを何倍も素晴らしいものにしてくれました。今シーズンを通した皆さまからの声援、メッセージ、そして私たちが分かち合えた全ての瞬間に心より感謝しています」
▼ #10 菅澤紀行(PF/45試合出場)
「1シーズンボンズブースターの皆様に応援されてプレーできたこと、とても感謝しています。今後の福島ファイヤーボンズの更なる発展を心から願っています。ありがとうございました!」
▼ #11 山内翼(SG/出場なし)
リリースの通り今シーズンで退団することになりました。今シーズンはメニエール病になってしまい最初から最後までコートに立つことができませんでした。本当に悔しいですが会場に戻ってきたときの皆さんの声援を聞いて震えるくらい感動しましたし、心強かったです。
振り返ると特別指定選手の期間を含め6シーズンも在籍していたんだなと、長いようであっという間の日々を過ごさせていただきました。高校生の頃からボランティアでチームに携わらせてもらったときにプロ選手に憧れを持つようになり、死に物狂いで大学4年間を突っ走って福島ファイヤーボンズから声がかかってサインしたときのことはこの先も忘れることはありません。入団当初、入場者数が1,000人を超えるとすごいたくさんのお客さんが来てくれたなぁと思っていましたが今ではボンズアリーナができ、5,000人近くの光景は素晴らしいものでした。
本音を言うとあの歓声の中でプレーしたかったなと。そのくらい素敵なアリーナでした。チームが存続危機のとき、どうしたら貢献できるか自分の中で考え積極的にイベントにへ参加し、より多くの方にファイヤーボンズという存在を知ってもらおうと決めました。数えきれないほどの学校やイベントに訪問し、最初は誰?などと言われたりすることもありましたが今では泣いてくれたり、バッサーを見てバスケを始めましたと言ってくれる方が増えてきて、このチームの在り方はこうだなと感じました。少しでもボンズに貢献できていたら嬉しいなと思います。
書きたいことはたくさんありますが長くなってしまうし、涙が止まらなくなりそうなのでこの辺にしたいと思います。
改めて、6シーズン本当にありがとうございました。地元のチームでプレーできて本当に幸せでした。ボンズブースターの熱さ、優しさ最高でした。そして僕をここまで育ててくれてありがとう。僕に関わってくださったファイヤーボンズの関係者の皆さんに感謝致します。またどこかでお会いしましょう!!!
▼ #21 菅野翔太(SF/51試合出場)
「今シーズンもたくさんの応炎ありがとうございました!例年になく勝てないシーズンでブースターの皆様には本当に辛い思いをさせてしまったシーズンでした。ホーム、アウェー共に皆様の声援があったからこそチーム全員で最後まで戦い抜くことができました。ボンズアリーナであの素晴らしい歓声の中でプレーしたことは一生忘れません。本当にありがとうございました」
▼ #23 エルジン・クック(SF/10試合出場)
「いつも僕たちの味方でいてくれて、チーム愛に溢れる熱心なファンでいてくれて本当にありがとうございました。いつも皆様が応援席にいてくれたおかげで、自信を持って試合に臨むことができました。最後になりましたが、福島を第二の故郷と呼ばせてくれてありがとう!」
▼ #24 伊集貴也(PG/56試合出場)
「今シーズン限りで退団する運びとなりました。共に戦ったチーム、フロントスタッフ、スポンサー各位、ブースターの皆様には本当に感謝しております。チームとしては怪我人も多く、負けこんでしまい、最後の最後までチーム全員が揃うことなく終わってしまったことは本当に残念でしたし、応援して頂いてた皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。個人的には入団コメントに書いた、”覚悟を持って闘う”と誓ったあの日からブレそうになることもありましたが、毎日それを見て、あの日の気持ちを忘れずに戦ってきたつもりです。この1年福島でプレーできたことを誇りに思います。短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました」
▼ #25 ラポラス・アイヴァナーカス(C・PF/52試合出場)
「皆さんが私にとってどんな存在なのかを言葉にすることは本当に難しい。まずは、最高の2年間を過ごさせてもらい心より感謝申し上げます。私が皆さんと築くことができた素晴らしい関係と、私が受けた揺るぎないサポートに心よりに感謝しつつ、この場所を去ります。思い起こせば福島に降り立った初日から、皆さんは私を快く受け入れてくれ、家族のような気持ちにさせてくれました。紫(パープル)のジャージを着て、福島の皆さんを代表して戦えたことを大変誇りに思っています。良いときも悪いときも、皆さんは私を応援してくれました。私は次の人生のチャプターに進みますが、心の中でこれからも皆さんと共に歩んでいきます。本当にありがとうございました。深い感謝と愛を込めて、ラップ」
▼ #78 田渡凌(PG/51試合出場)
「福島でプレーができてとても幸せでした。素晴らしい仲間たちと出会い、良いときも悪いときも試行錯誤しながら前に進み続けた日々は自分の人生に必ず役立つと信じています。美味しいご飯や湖水浴、たくさん通ったサウナも恋しくなると思います。3月11日はどこにいても福島のことをいつも以上に思い出すでしょう。2年間たくさんの応炎本当にありがとうございました。最後に2つお願いがあります。皆さんが地域のリーダーとなってゴミの削減を本気で頑張ってください。あと、あまり人気のないボンズくんをどうか皆さん宜しくお願いします」
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