2023.03.16
3月12日、「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと有明コロシアムで対戦した。試合は15本の3ポイントシュートなどで得点を重ねた千葉Jが流れをつかみ、終始リードを獲得。20得点を挙げた原修太、19得点を挙げた富樫勇樹などの活躍もあり、千葉Jが87-76で4年ぶり4度目の栄冠を手にした。
試合後のインタビューでは、ジョン・パトリックヘッドコーチは「このチームを本当に誇りに思っています」とコメント。パトリック体制での初タイトルをもたらした選手たちを称えた。
加えて、先発以外の活躍にも言及。「(荒尾)岳がクーリーとダーラムにディフェンスを頑張って、(西村)文男が“ビッグゲーム文男”らしく3本の3ポイントシュートを大事なシーンで入れた」と彼らの貢献にも触れ、ケガで欠場となったギャビン・エドワーズ、大倉颯太についても「颯太とギャビンがいなければ、絶対ここには来れなかったので、今日出場した選手だけでなく、チーム全員を誇りに思います」と話した。
続けて、細かい試合内容を振り返って「前半はうまくいった時もうまくいかなかった時もありました」と語ったパトリックHC。しかし、「一番大事なところで(ジャック・)クーリーや(アレン・)ダーラムにダブルチームした時に、勇樹と原がウィークサイドでスティールして、そういうところで点数を伸ばした」ことが勝利につながったと、ガード陣の活躍も称えた。
さらに、試合中に大切にしていたことについて聞かれると、「相手のことを考えすぎないようにして、うちの強いところを出すことが一番大事だと思っていた」とコメント。今村佳太や岸本隆一など実力のある選手がそろう琉球を甘く見たわけではないとしながらも、「ここまでやってきて、リーグ戦でも天皇杯でも、我々は自信を持ってやっている」というように、これまでの積み重ねが発揮されての勝利となったようだ。
また、指揮官は負けたら終わりとなる天皇杯の重要性についても言及。「リーグ戦とは違って、リーグ戦は負けても続きます。選手の中でもあまり言っていないですが、この試合は本当にビッグゲーム」と言い、その中で「みんなよくやったと思います」と選手たちを称賛した。
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