2023.03.24
3月12日、「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと有明コロシアムで対戦した。試合は、千葉Jが序盤から勢いに乗って得点を重ね、主導権を獲得。46-39で前半を終えると、後半でも粘る琉球に逆転を許さず、87-76で千葉Jが4度目の天皇杯制覇を成し遂げた。
試合後のインタビューでは、富樫勇樹は「4回目の優勝ということで素直にうれしいです」とコメント。「しばらく天皇杯のタイトルから遠ざかっていたので、今年はまず1つ目となる天皇杯のタイトルを獲るというチームでの強い意志はあったので、すごくうれしいです」と感想を述べた。
この試合では、千葉Jはインサイドの主軸であるギャビン・エドワーズが欠場。それでも「全体的にオフェンスもディフェンスもよかった」と富樫が評するように、原修太が20得点、富樫が19得点、ジョン・ムーニーが17得点と好成績を記録。「相手にとってはすごく守りづらかったんじゃないかなと思う」と、振り返る。
前回の天皇杯優勝も知る富樫は、今回のチームについて「今と昔で比べられるものではない」としつつも、「今年の強みというのはサイズに関係なくアクティブに動ける選手がいること」と分析。「その点が今年のチームでの優勝につながったかなと思います」と語った。
また、富樫はbjリーグ時代に秋田ノーザンハピネッツの一員として有明コロシアムで琉球と王座をかけて対戦し、敗れている。
約10年前のリベンジとなったこの試合について聞かれると、「またこうやって琉球相手に有明コロシアムに戻って来れて、縁を感じます」とコメント。「その時の悔しさを晴らすというか、結果として優勝という形で終えられて、すごくよかったと思います」と、様々な思いの詰まった決勝戦となったようだ。
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