2023.03.13
3月12日、「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと有明コロシアムで対戦した。
千葉Jは富樫勇樹、ヴィック・ロー、佐藤卓磨、原修太、ジョン・ムーニーが先発すると、琉球はジョシュ・ダンカン、岸本隆一、今村佳太、ジャック・クーリー、牧隼利がスターターを務めた。
試合開始直後、岸本の3ポイントシュートで琉球に先制されるも、千葉Jはローと原が3ポイントを決め返す。さらに、ムーニーが速攻ダンクと3ポイントで連続得点を挙げ、千葉Jが11-0のランを作ることに成功。しかし中盤、牧に連続7得点を奪われると、アレン・ダーラムの得点で琉球に逆転を許す。その後はリードチェンジを繰り返すも、終盤に西村文男と原が3ポイントを沈め、千葉Jが19-15とリードして第1クォーターを終えた。
続く第2クォーター、開始から両チームが得点を奪い合うと、ダンカンのバスケットカウントなどで琉球に1点差まで詰められる。それでも、千葉Jは富樫がドライブからバスケットカウントを獲得すると、ステップバックの3ポイントも沈め、再びリードを拡大。その後もロー、富樫、西村が要所で長距離砲を決めると、対する琉球はクーリーのゴール下や今村のドライブ、富樫にポストアップを仕掛けた牧の得点など、インサイドで得点を重ねる。さらに、今村に3ポイントを決められるも場面もあったが、終盤にはムーニーが速攻ダンクを含む6得点で千葉Jをけん引し、46-39で試合を折り返した。
迎えた第3クォーター、今村に3ポイントを決められると、富樫が連続得点で応戦。その後、今村とダーラムに立て続けにバスケットカウントを決められるが、今度は原のロングスリーとムーニーの豪快なワンハンドダンクで千葉Jが試合の主導権を離さない。さらに、琉球のターンオーバーからクリストファー・スミスが3ポイント、原が華麗なレイアップを決め、リードを一時2ケタに広げると、最後は66-58で最終クォーターへ。
勝負の第4クォーター、琉球の田代直希に3ポイントを決められるが、千葉Jは積極的なペイントアタックから得点を伸ばす。中盤に小川麻斗のフリースローで千葉Jが再び2ケタ点差にするが、そこからダンカン、牧、岸本と立て続けに3ポイントを決められ、琉球に猛追を許す。終盤に4点差とされるも、この場面でエースの富樫が値千金の長距離砲をヒット。さらに、原がレイアップとタフな3ポイントを沈めると、今度はローがバスケットカウントで3点を奪う。最後はで千葉Jが87-76で栄冠を手にした。
4年ぶり4回目の優勝を果たした千葉Jは、原が20得点5リバウンド、富樫が19得点8アシスト、ムーニーが17得点12リバウンドと活躍すると、ロー、西村、スミスの3選手が9得点をマークした。
一方の琉球は、今村が17得点、ダーラムが13得点11リバウンド、牧が14得点、岸本が10得点と奮闘するも、初優勝を逃した。
■試合結果
千葉ジェッツ 87-76 琉球ゴールデンキングス(@有明コロシアム)
千葉J|19|27|20|21|=87
琉 球|15|24|19|18|=76
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