2023.02.16

前回大会のリベンジに燃える千葉J…前半から猛攻を仕掛け宇都宮を撃破し決勝の舞台へ

多彩なプレーで千葉Jを勝利に導いた富樫[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 2月15日、「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」セミファイナルが開催され、千葉ジェッツはブレックスアリーナ宇都宮(栃木県宇都宮市)で宇都宮ブレックスと対戦した。

 準優勝した前回大会のリベンジに燃える千葉Jは、スタートダッシュに成功。富樫勇樹ヴィック・ローらがテンポ良く得点を挙げていくと、好守備で宇都宮のオフェンスも停滞させ、最初の10分間を15-7と8点リードで終えた。

 続く第2クォーター、富樫がローのアリウープを演出すると、クリストファー・スミスの連続3ポイントシュートで追撃し、一気にリードを伸ばしていく。中盤からはベンチメンバーも織り交ぜながらプレーの強度を保ち、最後は富樫が長距離砲を沈めて43-23と大きく宇都宮を離して試合を折り返した。

 第3クォーターでは富樫、原修太らを中心に攻め立てた千葉Jだったが、宇都宮にじわじわと点差を詰められ、残り3分を切ったところで10点差まで返される。しかし、終盤では原や佐藤卓磨が意地の3ポイントシュートを沈め、64-50と2ケタリードを維持して最後のクォーターへ。

 勝負の第4クォーター、互いに強烈なディフェンスを披露し、ロースコアの展開を続けた両チーム。千葉Jは要所で佐藤の長距離砲やジョン・ムーニーのスティールなどでペースを崩さず、終盤まで点差を維持する。残り約1分半には9点差まで詰められたが、フリースローを確実に沈めゲームセット。最終スコア77-65で千葉Jが勝利を挙げた。

 決勝戦への切符をつかんだ千葉Jは、富樫が17得点4リバウンド4アシスト、スミスが16得点4リバウンド3アシスト、ギャビン・エドワーズが8得点12リバウンドをマーク。一方の宇都宮は、比江島慎アイザック・フォトゥがともに20得点を記録している。

■試合結果
宇都宮ブレックス 65-77 千葉ジェッツ(@ブレックスアリーナ宇都宮)
宇都宮|7|16|27|15|=65
千葉J|15|28|21|13|=77

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