2023.03.24

連勝が“24”でストップした千葉Jの富樫勇樹「負けについてはもう切り替える以外ない」

連勝期間中には何度もチームを救うシュートを沈めたエースの富樫[写真]=B.LEAGUE
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 3月22日、千葉ジェッツはホームの船橋アリーナで行われた仙台89ERS戦に敗れ、B1新記録となる連勝が「24」でストップした。

 第2クォーターで仙台にリードを広げられた千葉Jは、第3クォーターでも点差を詰められず、48-63で最終クォーターを迎える。第4クォーターでは千葉Jも意地を見せ、一時は8点差まで詰めたが、仙台を捉えることができず、最後は77-88で約3カ月ぶりの黒星を喫した。

 ジョン・パトリックヘッドコーチはクラブの公式ツイッターを通じて、「相手の気合いが入っていて、非常にフィジカルなバスケットをしてきました。こういう試合ではフリースローを決め切れないとなかなか勝てません」とチーム全体で59.0パーセント(23/39)にとどまったフリースロー成功率について語った。

 指揮官は敗因に触れつつも、「ケガ人も多いなか、約3カ月半勝ち続けてきて、今日の負けを誰も恥に思うことはないです。目標は変わらないので、リセットしてまた頑張ります」と前を向いた。

 また、チームハイの22得点を挙げたヴィック・ローは、「バスケットをしていくなかで、完璧を目指していてもそうはいかない日もあって、それが今日だったと思います。仙台さんは攻守ともに良かったです」と相手チームを称えると、「こういう試合の後にカムバックしてくるのが強いチームだと思いますので、それをしっかり証明していきたいと思います」と早くも気持ちを切り替えた。

 さらに、17得点5アシスト3スティールを挙げたエースの富樫勇樹は、「長いシーズンの中でこういうなかなかシュートが入らない試合というのはあると思いますが、その中でこれだけ連勝を続けて来られたのも素晴らしいなと思います」とB1史上最長となった連勝期間を振り返った。

 パトリックHCやローと同様に「今日の負けについてはもう切り替える以外ないかなと思うので、しっかり切り替えていきたいと思います」と語った富樫。12月14日から白星を重ね、琉球ゴールデンキングスが2021-22シーズンに成し遂げた20連勝を大きく更新するB1新記録の24連勝を達成した千葉Jが、今シーズンをどのように終えるのか今後も目が離せない。

 なお、千葉Jは次節、3月25日・26日に新潟アルビレックスBBとアウェーでの対戦に臨む。

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