千葉Jが4度目の天皇杯優勝…自身2度目の栄冠に佐藤卓磨は「感無量」

自身2度目の天皇杯制覇を「感無量」と表現した佐藤［写真］＝兼子愼一郎

バスケットボールキング編集部

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　3月12日、「第98回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」の決勝戦が行われ、千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスと有明コロシアムで対戦した。試合は千葉Jが15本の3ポイントシュートを沈めるなど積極的な攻撃を仕掛けてリードをつかみ、粘る琉球に主導権を渡さず勝利。87－76で4年ぶり4回目の天皇杯優勝を達成した。

　この試合では、インサイドの大黒柱であるギャビン・エドワーズが欠場。試合後、佐藤卓磨はインタビューで「ギャビン選手が欠場ということで、いつも通りの千葉ジェッツのプレーができるか不安だった人もいたと思う」と話しながらも、「逆に抜けた穴をみんなで埋めて、よりアグレッシブなディフェンスだったりとか、機動力を活かしたバスケットができた」と振り返ってコメントを残した。

　自身2度目の天皇杯のタイトルをつかんだことについては「感無量というか、この喜びに勝るものはないなと改めて思いました」と話した佐藤。しかし、「まだ1つ目（のタイトル）を獲ったばかりで、すぐ水曜日には試合が控えているので、それに向けて、今日だけは喜んで、またいい準備をしていきたいと思います」と、すでにリーグ戦後半に照準を合わせていた。

　また、勝因については「高さでミスマッチが生まれる中で、それぞれがコミュニケーションをとって、（ジャック・）クーリーだったりでかい選手に対応できた」と、エドワーズ不在の穴をしっかりとカバーしたことを挙げ、加えて「チームディフェンスのよさと、オフェンスではみんながスペーシングをよく見て、それぞれの役割を徹底できた」ことを話した。

　しかし、自身の出来について問われると、「個人的にディフェンスは100パーセントじゃなかった」と語った佐藤。それでも、「勝負所でみんなでいいローテーションができたり、こういうファイナルの大事な試合になると、球際がすごく大事なので、そこはすごく貢献できたかなと思います」と振り返った。