2023.09.14
5月15日、船橋アリーナで「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」のクォーターファイナルが開催。東地区1位の千葉ジェッツがワイルドカード下位の広島ドラゴンフライズとの第3戦に臨んだ。
試合開始から富樫勇樹やジョン・ムーニーらがテンポ良く得点を重ね、幸先の良いスタートを切った千葉J・セカンドユニットの佐藤卓磨、西村文男らも要所で活躍を披露し、41-30と11点リードをつかんでハーフタイムに突入する。第3クォーターでは広島の猛追に苦しめられたが、エースの富樫を中心に得点を返していく。最後のクォーターでは11-0のランから試合を有利に進め、96-91で千葉Jが勝利をつかんだ。
19得点7リバウンドを挙げたヴィック・ローらとともに、ベンチから効果的なプレーを見せた佐藤卓磨。ここぞという場面での3ポイントシュートなどで計9得点を挙げた“14番”は、「初戦は自分達の出だしが悪くて負けてしまいました」と、チームの公式Twitterを通じて広島との3戦を振り返った。
第1戦を僅差で落とした千葉Jだったが、チームとしては価値のある黒星だったと佐藤は語る。「今振り返れば、チームとしては逆に初戦負けて良かったと思えるくらい、修正して昨日今日と内容の良い試合ができたと思います。この最高のブースターの皆さんの前で、今週末もまた試合ができるのがすごくうれしいです」
チームを指揮したジョン・パトリックヘッドコーチも、「大事なシーンで卓磨やヴィックが3Pを決めてくれました」と、賞賛の言葉を贈っている。ポイントガードとしてチームを導いた富樫についても「勇樹も落ち着いて試合をコントロールしてくれました」と語っており、良い試合を見せることができたとコメントしている。
来るセミファイナルの相手は、今シーズン3勝1敗で勝ち越しているアルバルク東京。「気を引き締め直して、100パーセントの力でまた頑張りたいと思います」と、パトリックHCは次戦について意気込んでいる。
天皇杯制覇、地区優勝を成し遂げ、Bリーグの年間優勝を達成すれば史上初の3冠を手にする千葉J。まずは5月20日から始まるA東京とのセミファイナルを制し、決勝への出場権を獲得したいところだ。
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