2023.03.14

【千葉Jvs北海道】千葉Jは21連勝と天皇杯優勝を達成…北海道は中野司が立ちはだかれるか

千葉ジェッツvsレバンガ北海道(@船橋アリーナ)
3月15日19時5分

 前節の宇都宮ブレックス戦に勝利し、千葉ジェッツはB1新記録となる21連勝を達成した。やや不安定な立ち上がりではあったが、第2クォーター以降は相手に勢いがつき始めてもすぐに引き戻し、第4クォーターは終始10点以上のリードを保つ盤石の展開だった。そして、その後に行われた「第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルでも琉球ゴールデンキングスを下し、4年ぶり4度目の優勝を果たした。ハードスケジュールには変わりないが、リーグ全体の1位通過に向けて勢いはさらに増しそうだ。

 中断期間前に指揮官が交代したレバンガ北海道も、今のところはその成果が見えてきている。前節の茨城ロボッツ戦は、相手に有利なややハイスコア気味の展開となったなか、ここ数試合は影の薄かった中野司が本来のシュート力を発揮して20得点。終盤の追い上げをかわし、中断期間前の前々節GAME2に続く勝利を収めた。第3節以来となる連勝に加え、茨城との対戦成績も2戦2勝とリード。東地区最下位脱出を目指し、ギアを上げていきたい。

 第8節の対戦は千葉Jが11点差で勝利しているが、第4クォーターに限れば北海道が27-8と猛烈に追い上げた。惜しむらくは第2クォーター、第3クォーターの計63失点。試合全体で27ファウルを犯し、フリースローで21点を与えているため、今節はファウル数を減らしたい。オフェンス面で期待したいのは、前回対戦でも12得点を挙げている中野。本格的に復調するかどうかは、今節の出来にかかっている。

文=吉川哲彦

■ロスター

・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生

・北海道(HC代行:小野寺龍太郎)
橋本竜馬
ナナーダニエル弾
ドワイト・ラモス
寺園脩斗
中野司
高橋耕陽
荒川颯
桜井良太
島谷怜※特別指定
ブロック・モータム
サムソン・フローリング
ショーン・ロング
デモン・ブルックス ※インジュアリーリスト
内藤耀悠 ※ユース育成特別枠
松下裕汰

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