2018.09.27
9月22日、テリフィック12は準決勝2試合が行われ、第1試合で予選グループA1位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズとグループC1位の琉球ゴールデンキングスが対戦した。名古屋Dのスタート5は小林遥太、マーキース・カミングス、安藤周人、中東泰斗、クレイグ・ブラッキンズ、琉球が並里成、ジェフ・エアーズ、岸本隆一、ジョシュ・スコット、古川孝敏、そしてこの試合からアイラ・ブラウンがベンチに入り。琉球はフルメンバーがそろった。
ティップオフ直後、岸本の3ポイントで先行した琉球は持ち前のディフェンスを見せ、名古屋Dに思いどおりのプレーをさせない。名古屋Dが攻めあぐねる中、琉球は古川のジャンプシュート、エアーズの3ポイントが決まり、一気にスパートするかに思われた。しかし、フリーな状況を作って放たれるシュートが入らない。第1クォーター、琉球は名古屋Dのフィールドゴールを2本にとどめて成功率も12.5%に抑えるが、自分たちも成功率が36.4%と上がっていかなかった。
第3クォーターに入っても琉球はオフェンスで苦しむ。琉球は途中4分32秒も得点できない時間帯を作ってしまうものの、堅固なディフェンスは名古屋Dの得点を抑えてリードをキープする。最終クォーターもロースコアの展開は続き、琉球は2桁リードを維持しつつ、何とか試合を終えることに成功した。最終スコアは66-48で琉球が勝利。名古屋Dの得点を50点以内に抑えたことは評価できるが、もっと点差を広げられる試合内容だったと言えるだろう。
琉球の佐々HCは「しっかりと守れた」と語る一方、「今大会は乗れている人間とそうでない人間がいて、シュートが単発になりがち。インサイドを中心に攻めさせようとしたら、今度は自分たちでスペースを消してしまった」と、こちらも反省のコメント。「アイラが入ると層が厚くなる反面、プレイングタイムのバランスも変わり、今日はそれにチームで対応できなかったかもしれない。ヘッドコーチとしてそれをコントロールできなかった」と、自身の采配を課題にあげていた。
決勝に進出した琉球は9月23日午後8時(現地時間7時)よりCBA(中国プロバスケットボールリーグ)の広州ロングライオンズと、3位決定戦を戦う名古屋DはKBL(韓国バスケットボールリーグ)のソウル三星サンダースと対戦する。テリフィック12はいよいよ最終日を迎える。両チームとも多くの収穫を得て帰国したいところだ。
文=入江美紀雄
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