2018.09.25
9月18日、マカオのスタジオシティイベントセンターで開幕したテリフィック12。このオープンニングゲームに名古屋ダイヤモンドドルフィンズが登場し、チャイニーズ・タイペイの裕隆ディノスと対戦した。この大会では、ロースターに外国籍選手は2名まで登録可能で、コートでプレーできる選手の数には制限がない。また帰化選手に関しては、その国と地域の選手にカウントされる。
名古屋Dのスタート5は小林遥太、マーキース・カミングス、安藤周人、中東泰斗、クレイグ・ブラッキンズ。第1クォーター、昨晩遅く日本から到着したこともあり、体の切れが悪かった名古屋Dは序盤リードを許す。さらに普段使用していないスポルディング製のボールが試合球ということもあり、シュートがリングをたたくシーンが多く見られた。
しかし、第2クォーターに入ると、名古屋Dはディフェンスからリズムをつかんでいく。このクォーターだけで10本も数えた相手のターンオーバーを突いて、カミングス、ブラッキンズの両外国籍選手がリングにアタック。特にブラッキンズは第2クォーターで9得点をあげ、チームのエナジーを送り込んだ。前半を終え、名古屋Dが34-26とリードを奪った。
第3クォーター、流れを変えたい裕隆は2-3のゾーンディフェンスを敷く。しかし、これが裏目に出て、リードを広げられる結果となる。インサイドをかためたポジショニングを尻目に、5本の3ポイントを決めて名古屋Dがペースをつかんでいった。さらにディフェンスのプレッシャーがさらに上がり、名古屋Dが得意とするアップテンポのバスケを披露。このクォーターだけで34得点をあげ、有利に試合を進めていった。
第4クォーター、名古屋Dにも疲れの色が見えてが、裕隆も追いつく足がない。結局、名古屋Dがリードを守り、84-72で開幕戦を制した。新加入のカミングスが両チーム最多の30得点をあげれば、ブラッキンズは28得点10リバウンドのダブル・ダブルを達成。
文=入江美紀雄
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