2025.06.03
ダラス・マーベリックスは、4月19日(現地時間18日、日付は以下同)に行われたプレーイン・トーナメントでメンフィス・グリズリーズに敗れ、ポストシーズン出場を逃した。マブスのニコ・ハリソンGM(ゼネラルマネージャー)は22日、シーズン終了に伴う記者会見に応じ、ルカ・ドンチッチ(現ロサンゼルス・レイカーズ)のトレードについて言及した。
ハリソンはプレーイン・トーナメント開始直前の16日にもメディアを限定した記者会見を開催しており、その場でもドンチッチのトレードについて述べている。相次ぐ記者会見の中で、ハリソンはトレードについて「後悔はない」と述べた上で、マブスファンのドンチッチに対する愛情を見誤っていたと語った。
ハリソンは現在のロスターについて「優勝できるレベルにある」と語り、トレードについては依然として自信を見せている。一方、ドンチッチとのトレードで獲得したアンソニー・デイビスや、主力のカイリー・アービングらの相次ぐ負傷離脱が重なり、今シーズンは早々に優勝争いから姿を消したため、ハリソンの発言はファンの反発を煽っている状況にある。
記者会見を受け、ハリソンの「友人」と語るチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)が現地のテレビ番組に出演し、ハリソンに対して次のように呼びかけた。
「君は昨年マブスでとても良い仕事をしたと思う。だが、今年は明らかに上手くいかなかった。なあ、もう記者会見はするな。君が何をしているのか、全く理解できないんだ。君に対してシンパシーも愛情もあるけど、君が何をしようとしているのかわからない。戦いはもう終わって、君は負けたんだ。君が引き続き今の仕事をできるよう願っているし、チームが健康を取り戻すことも願っている。でも、これ以上会見を開くことはやめるんだ。お願いだ」
昨シーズンNBAファイナルまで勝ち進んだマブスが、ドンチッチのトレード以降勝率を落としポストシーズン出場を逃した。トレードを実行したフロントとして、マブスファンから今シーズンの結果に対し“戦犯”扱いされることは今後も避けられないだろう。バークレーの忠告通り、衝撃トレードの正当化は会見ではなく、来シーズン以降の結果で示していくしかなさそうだ。
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