2020.12.12
■島根スサノオマジック vs 京都ハンナリーズ(@松江市総合体育館)
12月9日19時5分
新たなスタイルを取り入れる西地区5位の島根スサノオマジックに、チームとして機能しはじめてきた同9位の京都ハンナリーズが挑む。
島根は前節、東地区の強豪・千葉に2連敗を喫したが、第1戦は3クウォーターに逆転し、4クウォーター残り5分を切るまでリードを奪った。河合竜児ヘッドコーチ代行がバイウィーク期間中に選手たちへ新たに落とし込んだゾーンディフェンスや、人もボールも動かすテンポの速い攻撃が功を奏した結果である。またリード・トラビスの7本を筆頭にチーム全体でオフェンスリバウンドを20本も奪ったことが接戦の大きな要因になった。
一方、京都は前節の信州戦で連勝はならずも、第1戦は4クウォーター残り4分を切って10点差の展開から逆転勝ちを収めた。相手のペースに巻き込まれたが、ゾーンディフェンスが機能し、終盤はレイヴォンテ・ライス、デイヴィッド・サイモンの2枚看板が勝負強さを発揮。さらには永吉佑也がオフェンスリバウンドを奪い、残り1分18秒で松井啓十郎の3ポイントシュートにつなげた一連のプレーが、彼らに流れを呼び込んだことも見逃せない。
今節は両チームともにディフェンスを整備している中で、リバウンドが攻防のカギを握りそうだ。特に島根の総リバウンド数はリーグ2位を記録しており、京都はボックスアウトの徹底やルーズボールを奪取して相手からチャンスの芽をつみ取らなければならない。その上で、お互い接戦における些細なミスが多いだけに、勝負所の集中力をキープして白星につなげていきたいところだ。
文=大橋裕之
■ロスター
・島根(ヘッドコーチ代行:河合竜児)
後藤翔平
橋本尚明
山下泰弘
北川弘
ペリン・ビュフォード
リード・トラビス
阿部諒
杉浦佑成
白濱僚祐
小阪彰久
デモン・ブルックス
ウィリアムスニカ
神里和
・京都(ヘッドコーチ:小川伸也)
寺嶋良
會田圭佑 ※インジュアリーリスト
大庭岳輝
久保田義章
松井啓十郎
満田丈太郎
レイヴォンテ・ライス
石谷聡
細川一輝
ジャスティン・ハーパー ※インジュアリーリスト
内海慎吾
ベンジャミン・ローソン
永吉佑也
デイヴィッド・サイモン
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