タフな日程の中、上位への道を開きたい両クラブ。勝敗を分けるポイントはリバウンド

吉川哲彦

京都ハンナリーズ

2020.12.05 18:05 T.O.
試合終了
かたおかアリーナ京都（京都市体育館）

信州ブレイブウォリアーズ

■京都ハンナリーズ vs 信州ブレイブウォリアーズ（＠ハンナリーズアリーナ）
第1戦：12月5日18時5分第2戦：12月6日14時5分

　小川伸也ヘッドコーチを据えた新体制の下、厳しい戦いを強いられている京都ハンナリーズ。1試合平均得点を見てもわかるように、アシストを除くオフェンス面の数字は決して悪くないが、明らかに難が出ているのがディフェンス。昨季までに比べると改善されている感はあるものの、リバウンドの数もリーグ内ではまだ少ないほうに入る。まずは西地区内の対戦で少しでも星を伸ばしたいところ。次節からは東地区とのう8連戦となるため、少しでも白星先行を目指したい。

　その今節の相手、信州ブレイブウォリアーズはB2昇格初年度ながらディフェンス面では強豪クラブにも見劣りしない数字を残し、昨季の圧倒的な強さを証明しているが、一方でオフェンス面は明確な課題。武器とする3ポイントは昨季と同様に試投数こそ多いものの、肝心の成功率が伸びていない。また、京都と同じくリバウンドで苦しんでおり、特にオフェンスリバウンドの少なさが目立つ。今節から8日間で5試合を消化するタフな日程はすべてアウェー。これもまたB1ならではの壁であり、体力面も精神面も改めて問われることになる。

　京都がホームを守るにはまず、オフェンスリバウンドの少ない信州に対してディフェンスリバウンドをしっかり確保することだ。シーズン途中に加わったベンジャミン・ローソンの高さには期待したいところ。昨季チームメートだったジョシュ・ホーキンソンとのマッチアップもあれば大いに楽しみだ。

　文＝吉川哲彦

■ロスター
・京都（ヘッドコーチ：小川伸也）
寺嶋良
 會田圭佑 ※インジュアリーリスト
大庭岳輝
 久保田義章
 松井啓十郎
 満田丈太郎
 レイヴォンテ・ライス
 石谷聡
 細川一輝
 ジャスティン・ハーパー ※インジュアリーリスト
内海慎吾
 ベンジャミン・ローソン
 永吉佑也
 デイヴィッド・サイモン