2021.01.29
2020-21シーズンのB1リーグは1月27日に第18節を終え、各クラブはレギュラーシーズン全体の半分にあたる30試合を消化した。現時点での東地区1位は宇都宮ブレックス、西地区1位はシーホース三河。
では選手個人の成績はどうだったのか。本稿では第18節終了時点における得点、リバウンド、アシスト、ブロック、スティール、3ポイント成功率、フリースロー成功率のスタッツリーダーを紹介する。第9節終了時点(15試合消化)で実施した同企画の結果と見比べて、どの選手が成績を伸ばしているかなども楽しんでほしい。
15試合終了時点で1位だったレバンガ北海道のニック・メイヨが、前半戦を終えた時点でもその座を維持した。10試合連続で20得点以上を記録した序盤戦を経て、11月はややペースを落としたものの、12月末から再び20得点以上を連発。2位以下に差をつけてトップをひた走っている。
琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリーは、今季もリーグで突出したリバウンド力を見せ付けている。ここまで30試合に出場し、21試合中で2ケタのリバウンドを記録。オフェンスリバウンド計153本はリーグトップの数字で、ディフェンスリバウンド計219本はリーグ2位。昨シーズンのリバウンド王の牙城を崩すのは、困難を究めることが予想される。
富山グラウジーズの“ミスター・トリプルダブル”ジュリアン・マブンガは、リーグ前半戦を驚異的な活躍ぶりで駆け抜けた。12月には4試合連続で2ケタアシストを記録。得点面でも出場した28試合中26試合で2ケタ得点を記録するなど、その攻撃性能はリーグでも類を見ない。後半戦も好調を維持できるか注目だ。
15試合終了時点では4選手が1位に並んでいたブロックランキング。前半戦を終えた段階では、秋田ノーザンハピネッツのカディーム・コールビーは単独トップに躍り出た。コールビーは直近27日にの北海道戦でも4つのブロックを記録して勝利に貢献。ゴール下の番人としてチームを支えている。
三遠ネオフェニックスの“大泥棒”川嶋勇人は、リーグで唯一平均2本以上のスティールを記録している。ここまで30試合に出場し、スティールを記録しなかったのは3試合のみ。リーグタイ記録となる7スティールも2度マークしており、今シーズンの川嶋のボール奪取能力はリーグの歴史においてもトップクラスと言っても過言ではないだろう。
3ポイント成功率はチームとしてもリーグトップの3ポイント成功率(40.2パーセント)を記録しているシーホース三河の選手が、トップ3を独占することとなった。特に5割を超える成功率の川村卓也と金丸晃輔は驚異的、金丸は成功本数でもリーグ1位(93本)に位置している。西地区首位を支える高精度の長距離砲に、対戦相手は今後も最善の注意を払わなければならないだろう。
フリースロー成功率では北海道のキャプテンである橋本竜馬がトップに立った。橋本はこれまで32本のフリースローを放ち、30本が成功。一方2位の富樫勇樹は60本中54本成功と、数多く試投しながらも高い成功率を維持している。また3位の藤井も日本人選手としてはトップクラスとなる94本のフリースローを試投しながらも、84本成功と特筆すべき記録を残している。
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