自身初のファイナルへ臨む千葉のコー・フリッピン「体よりもメンタルの準備を」

「プロキャリアの中でも初めてファイナルに進出することができた」と語るコー・フリッピン［写真］＝B.LEAGUE

バスケットボールキング編集部

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琉球ゴールデンキングス

2021.05.24 19:05 T.O.
試合終了
沖縄アリーナ

千葉ジェッツ

　5月24日に「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020－21」のセミファイナル第3戦が行われ、千葉ジェッツが89－71で琉球ゴールデンキングスに勝利し、球団史上3度目となるファイナル進出を決めた。

　試合後にメディア対応したコー・フリッピンは「今日はエナジーが自分の役割だと思っていました。第2戦ではディフェンスでのエナジーが足りず、第3戦までもつれてしまいましたが、今日はエナジーを出す役割をしっかりできたかなと思います。一人ひとりがしっかり自分の役割をできたのが、最終的に勝利につながったと思います」と勝因を語った。

　44－43とわずか1点のリードで後半を迎えた千葉だったが「前半はあまりいいプレーができなかったです。自分でボールを狙いにいってしまって、相手がキックアウトしてシュートを決められる場面もありました。後半は相手がミスをするのを誘うようなディフェンスを心がけました」とフリッピンがコメントしたように、後半に琉球を大きく突き放し、18点差での大きな白星を勝ち取った。

　11得点2リバウンド1スティールを記録したフリッピンは「いつでも得点はできるんですよ（笑）でも自分のチャンスが訪れたときに取るようにしています」と語り、試合を通してエナジーが衰えないことについて聞かれると「僕はまだ25歳で若いから（笑）エナジーを持ってプレーする役割が自分なので、そこには責任があると思っていました」と熾烈なセミファイナルを終え、わずかにリラックスしたコメントも残した。

「私のプロキャリアの中でも初めてセミファイナルでプレーをして、さらにファイナルに進出するということができました」と話すフリッピンは、対戦相手の宇都宮ブレックスに対して「宇都宮はリーグ首位のチームです。リーグ戦で最後に対戦した2試合でも連敗していますので、体よりもメンタルの準備をしっかりしていかなければならないと思っています」とコメント。

　フリッピンは最後に「自分ができること、チームに貢献できることはすべてやりたいと思っています。それが得点だろうが、リバウンドだろうが、フロアにダイブすることだろうが、やれることはすべてやって勝ちにつなげたいと思います」と29日に開幕するファイナルへの意気込みを力強く語った。