2021.06.14
広島ドラゴンフライズは5日、カイル・ミリング氏のヘッドコーチ就任を発表した。
アメリカ出身で現在46歳の同氏は、2013年からフランスで指導者としてのキャリアをスタートし、昨年横浜ビー・コルセアーズのヘッドコーチに就任。今シーズンはクラブ最高成績となる19勝40敗で東地区8位の成績を残した。
このオフの広島は、今シーズンの得点王であるニック・メイヨ、日本代表候補の辻直人といち早く契約を結ぶなど、積極的な補強で話題を呼んでいる。その中で「新指揮官は誰になるのか?」に注目が集まっていたが、来シーズンの指揮をミリング新HCが取ることになった。
ミリング氏は今回の発表に際し、クラブ公式HPでメッセージを発表。
「今回、広島ドラゴンフライズのヘッドコーチに就任する機会をいただけたことに、非常にわくわくするとともに、栄誉なことであると感じています。名誉と尊厳のある広島という街を代表するクラブとして、守りを第一とする意識と、忍耐強さを持ち込みます。私を信じてくれたクラブ首脳陣に感謝しています。広島に行き、次のシーズンに向けて準備を始める時を待ちきれません。GO DRAGONFLIES!!」
また、岡崎修司GMからは契約の経緯とミリング氏へオファーした理由も合わせて発表された。
「今シーズンは横浜のヘッドコーチを務めたカイル・ミリングコーチと契約合意の運びとなりました。カイルコーチはすでにフランスのクラブへの移籍契約があり、この契約を破棄してから、広島との契約となったため、このタイミングでの発表となりました。
オファーを出した理由はいくつかありますが、最大の理由は、自分の仕事に徹する『遂行力』を持ち、優れた『人格者』であったことです。チームを変革し、成長する上では、成長痛を伴います。カイルコーチは良い、悪いを明確にし、結果を出すために、時には厳しい意見も選手やスタッフに伝えていくことのできるヘッドコーチです。その中で、一人一人との信頼関係の構築にも努力を惜しまない姿勢も持ち合わせております。
また、バスケットボールの内容についても我々が目指す理想と一致したため、クラブとしても最終的に決断をいたしました。具体的には、強固なチームディフェンスを作り上げ、リバウンドを制し、流れるような攻撃で組織的に得点を伸ばしていきます。特に、守備を最優先するチームディフェンスの構築を得意としているため、今シーズンの課題であった守備を、リーグ上位の数値へと引き上げていくことに期待しています。
強豪クラブになるためには、方針を掲げ、ヘッドコーチと一緒になって中長期的に積み上げていくことが重要であると考えてきました。カイルコーチとは早期に交渉を始め、これまで何度もミーティングを繰り返しております。新たな広島ドラゴンフライズを作り出し、結果を出していくことは簡単ではないですが、我々はカイルコーチと一緒になって常勝クラブをつくりあげることができると信じています」
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