【名古屋D vs 北海道】名古屋Dの齋藤、北海道の橋本による司令塔対決が勝敗のカギを握る

■名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs レバンガ北海道（＠ドルフィンズアリーナ）
第1戦：1月22日15時5分　第2戦：1月23日15時5分

　名古屋ダイヤモンドドルフィンズは前節から東地区との7連戦に入るはずだったが、その最初となる茨城ロボッツ戦は中止。仕切り直しとなる今節はレバンガ北海道をホームに迎えての戦いだ。

　前々節は、勝率で並んでいた島根スサノオマジックとの直接対決だった名古屋D。第1戦は第4クォーターに29得点と突き放して快勝を収めたが、第2戦は黒星。ただ、西地区2位を堅持しただけでなく、島根との直接対決を2勝2敗のタイながら得失点差で上回って終えることができた。今後の順位争いにおいて有利な状況を一つ作ったことは、チームとしても士気が上がるはずだ。

　北海道も、三遠ネオフェニックスと戦うはずだった前節が中止。前々節は第1戦が9点差、第2戦が19点差と琉球ゴールデンキングスの地力に屈した。2戦を通じてターンオーバーが多かったことと、3ポイントシュートの決定力を欠いたことが響いたが、第1戦の13スティールや第2戦のオフェンスリバウンド15本という数字は好材料。そして、橋本竜馬が直近の6試合中5試合で2ケタ得点と存在感を増しているのは非常に心強い。

　北海道が意識を傾けたいのはやはり3ポイントシュート。自チームの成功率アップもさることながら、相手の長距離砲をいかに防ぐかという点も勝敗を大きく左右する。自身の成功率も徐々に上げてきている橋本は、リーグ3位の成功率を誇る齋藤拓実をマークするディフェンダーとしての働きも大いに期待が持てる。

文＝吉川哲彦

■ロスター
・名古屋D（HC：ショーン・デニス）
小林遥太
 レイ・パークスジュニア
 齋藤拓実
 伊藤達哉
 コティ・クラーク
 菊池真人
 張本天傑
 須田侑太郎
 中東泰斗
 中務敏宏
 シェーン・ウィティングトン
 狩野祐介
 スコット・エサトン
 坂本聖芽 ※特別指定