2023.05.20
「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」の開幕にあわせてローンチされたBリーグ公式ファンタジースポーツゲーム『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23 GAME x GAME』は、「My Starting 5」、「B.LEAGUEダービー」、「アタック10」の3つで構成されている無料のスポーツ予想ゲーム。GoogleやLINEのアカウントを持っていれば、スマートフォンやPCから簡単に参加できるのも魅力の一つだ。
チャンピオンシップ開幕を前に、同ゲームに精通する副島淳さん、Bリーグ応援番組「B MY HERO!」でMCとして活動するこにわさん、関根ささらさんへインタビューを実施。それぞれの「My Starting 5」を選んでいただき、同ゲームの楽しみ方、チャンピオンシップでの注目ポイントなどを語ってもらった。
――Bリーグ公式ファンタジースポーツゲーム『日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23 GAME x GAME』の開催が決定しました。ファンタジースポーツゲームの魅力についてはどのように感じますか?
副島 自分で選手を選ぶだけでもすごく面白いと思いますが、そこにゲーム性として入っているのが選手の評価ポイント。チーム選びをすごく悩むというか、自分の中で40通りぐらいあります。マイスターティングファイブを選ぶのがこのゲームの醍醐味で、実際の試合の活躍がポイントとして反映されるのも面白い。チャンピオンシップはオールスターと異なり、“ガチンコ”の戦いですしね。
こにわ 副島さんはゲームゲームの番組にも出演していますよね。やはりゲームゲームへの見方は変わりますか?
副島 すごく変わります。今まではファンの1人としてただ応援していましたけど、ゲームゲームをやるとヘッドコーチの気分になります。勝ち負けがあって、獲得ポイントも上下する。見る熱量は必然的に上がってきますよ。
こにわ 自分1人だと孤独の戦いになるんですよね。
関根 そうですね。でも、こうやって集まって、一緒に意見を言い合いながらできるのはうれしいですよね。
副島 本当にいろいろな人の、いろいろな意見があって、周りの話を聞きながらやるのも面白いですよね。「あっ、この目線もあったのか」みたいな。
関根 他人の意見を盗みつつですね! 戦いごとなので、推しチームがいると、感情的にどうしても難しいじゃないですか。ただ、ゲームゲームはどこか一つに絞る必要がなく、チームの垣根を越えた推し選手を詰め込める。私はそれがただただ楽しいです。
副島 オールスターみたいだよね。
――ただ、好きな選手だけを入れてチームが完成するわけではありません。選手ごとにポイントが設定されていて、7000ポイント内でマイスターティングファイブを選ばなければいけません。
関根 そうなんです。だから困っています。
こにわ 僕は真っ先にペリン・ビュフォード選手(島根スサノオマジック)を外しました。本当は入れたいけど、ポイントが高い!
副島 ビュフォード選手はレギュラーシーズンで飛躍的な活躍を見せたので、評価ポイントが少し高くなっていて、周りを固める4人を選ぶのが難しくなってくる。こにわさんが言ったように、外すという選択肢ももちろんありますよね。ビュフォード選手を入れると、彼がポイントのほぼ半分を占めることになってしまう。すごく悩みます。
関根 でも、評価ポイントが低いからといって、活躍しないわけじゃないですよね。低い選手がすごく活躍して、ポイント以上の結果を出してくれる選手もいる。そこも難しいですね。
副島 選ぶ時はまず全選手のポイントをしっかりとチェックしたほうがいい。「この選手が本当にこのポイントなの?」と意外な選手もいますからね。
こにわ 今は齋藤拓実選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が狙い目ですよ。レギュラーシーズン終盤は負傷のためプレータイムが限られていましたが、チャンピオンシップでは試合に出て、活躍することを期待しています。
関根 オールスターはお祭りでしたけど、今回はガチですもんね。
副島 今シーズンのオールスターなら篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)一択。オールスターはオールスターの楽しみ方がありますけど、チャンピオンシップは全く違います。出場するチームは長いシーズンを戦ってきて、自分たちなりの勝ちやすいセットがあると思います。いかに選手、チームのことを見ているかにかかってくるのかなと。EFF※なので得点やリバウンドだけではなく、ターンオーバーや被ブロックも関わってきます。あとは例えば、フィールドゴールが30本中10本成功の選手より、15本中10本成功の選手のほうがいい。ディフェンスの強度がより高まるチャンピオンシップでは、そう簡単に打たせてもらえないと思いますが、そういったことも考える必要がありますよね。
こにわ レギュラーシーズン最高勝率を残した千葉ジェッツの選手5人そろえればいいはずなんですけど、それは何か悔しいからやりたくないんですよ。
関根 ゲーム性がないですもんね。各チームの選手をシャッフルして、遊びたくなりますよね。私は正直、島根の選手だけで固めようとしていました。でも、それは違うと思って。
こにわ 副島さんは同一チームから最大何人とか決めていますか? 僕は1人も被りたくない。
副島 気づいたら琉球ゴールデンキングスの選手が4人いたことはあります(笑)。
※EFF=【得点】+【リバウンド】+【アシスト】+【スティール】+【ブロック】+【被ファウル】-【シュート失敗】-【フリースロー失敗】-【ターンオーバー】-【被ブロック】-【パーソナルファウル】-【テクニカルファウル】
――皆さんにはチャンピオンシップ出場チームでマイスターティングファイブを作っていただきました。副島さんは話題にも上がったビュフォード選手を入れました。
副島 まずはポイントが2倍のキャプテンを誰にするか。河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)なのか、富樫勇樹選手(千葉J)なのか。レギュラーシーズンの活躍を見ると、やはりビュフォード選手が中心になりました。
――ビュフォード選手のほか、篠山選手、辻直人選手、佐土原遼選手(ともに広島ドラゴンフライズ、セバスチャン・サイズ選手(アルバルク東京)が名を連ねました。
こにわ 篠山選手、辻選手、佐土原選手はこんな低いポイントなんですか!?
副島 お買い得感がすごいんです。リバウンド力があるジャック・クーリー選手(琉球ゴールデンキングス)を入れて、ビッグラインナップにすることもできましたけど、僕は機動力を意識しました。ビュフォード選手はレギュラーシーズンだけで10回の“トリプルダブル”達成。さすがに外せなかったです。
――続いて関根さん、発表をお願いします。
関根 河村選手、須田侑太郎選手(名古屋D)、ヴィック・ロー選手(千葉J)、パトリック・アウダ選手(横浜BC)、カイ・ソット選手(広島)の5人です。横浜BCから2人選んだのは、今シーズンの期待値がすごく高かったから。カイ・ソット選手はサイズがあって本当にすごいです。
副島 カイ・ソット選手はアジャストが速いですよ。広島の試合を見た時、すごく良かったのを覚えています。今、頭の中でチーム副島対チーム関根が戦っています(笑)。
こにわ カイ・ソット選手がジャンプボールは制しそう。
副島 続いて河村選手にボールが渡って……。チーム関根のキャプテンは誰ですか?
関根 河村選手! 彼がチームにもたらす効果はすごくて。エナジーがあって、河村選手1人いるだけで全員が鼓舞されますよね。
副島 まだ22歳ですよ。22歳なのに肝が据わっている。アシストに加えて得点能力も上がって、チャンピオンシップで楽しみにしている選手です。
――こにわさんのスターティングファイブも聞かせてください。
こにわ 齋藤選手、クリストファー・スミス選手(千葉J)、今村佳太選手(琉球)。あとはアウダ選手とカイ・ソット選手。打ち合せなしで2人被りました(笑)。
副島 意思の疎通がすごい(笑)。
こにわ カイ・ソット選手はシーズン途中加入ということでまだデータが少ない。能力値を示す五角形が小さくて、シメシメと思っています。1300ポイント残っていて、リード・トラヴィス選手(島根)を入れればちょうど7000ポイントになったのですが、ケガの影響を考慮してアウダ選手に変更しました。
関根 アウダ選手は大事なところで得点を取れますからね。
副島 選ぶ時に出場時間も考えてしまうんですよね。
こにわ このメンバーなら誰を一番出しますか?
副島 僕はビュフォード選手。ボールを触る機会が多いですからね。タッチ数が多いことで、ターンオーバーなどで減点されることもありますけど、彼は加点される部分が多いのかなと。ビュフォード選手を軸で、その脇を固めるのがサイズ選手です。
こにわ 佐土原選手を選んだのはどうしてですか?
副島 あの佐土原選手が200ポイントなんですよ!?
関根 そんな低ポイントなんですね!
こにわ ささらちゃんの軸は?
関根 中心は河村選手。けど、須田選手もここぞの場面で3ポイントシュートを沈めて、試合を決められる選手です。2人に気を取られたら、ロー選手が得点を決めてくれるはずです。
副島 今シーズンの千葉Jが強いのは、ロー選手がいるから。彼もすぐにアジャストしましたよね。新体制の千葉Jを支え、今のところ2冠ですから、史上初の3冠も見えてきました。こにわさんの中心はどの選手ですか?
こにわ キャプテンは今村選手。齋藤選手とスミス選手がいるので、今村選手にはドライブをガンガン仕掛けてほしいですし、チームメートの良さを活かしてほしいですね。
副島 僕は元祖今村ファンですから。カッコ良くて、シーズンを重ねるごとに成長しています。連勝記録が千葉Jに抜かされてしまいましたけど、琉球の連勝記録達成は彼なしではできなかったと思います。僕も今村選手を入れたかったんだけど……。
こにわ ビュフォード選手を入れるからじゃないですか(笑)。
――実際にクォーターファイナルの組み合わせが決定しましたが、今回の人選は対戦カードを考慮して決めましたか?
関根 全く気にしなかったです。対戦カードを加味すると、また変わってきますね。
副島 対戦カードまでチェックしている人は、寝られないくらい悩むと思いますよ。チーム同士の相性もありますからね。
関根 確かに。特定の相手チームに対して活躍する選手もいますもんね。
こにわ 逆に抑えられるのもありますから。A東京はビュフォードを止めるかもしれない。
副島 僕は組み合わせが決まる前に選手を選んでしまったから。これはやばいかもしれない……。
こにわ 僕は(ニック)ファジーカス選手を入れるべきだったかな。
副島 彼のフローターを止められる選手はいませんよね。あの身長であの手の長さ。止められませんよ。
関根 対戦カードを見るのも大事ですよね。チームが勝つと加点されますし。
副島 そうなると、やはり琉球の5人はバランスがいいですよね。誰かに偏ることも少ないですし。
こにわ 対戦カードを見たら、5人のうち4人は千葉Jになると思います。
関根 私は島根の選手を入れ忘れた……。安藤誓哉選手はA東京を相手にすると爆発しますよね。
副島 ビュフォード選手がいて、安藤選手もいて。2人のうちどちらかは絶対に活躍するでしょう。
――今回はセミファイナルでマイスターティングファイブを選び直すことができます。
関根 セミファイナルは4チームなので絞りやすい。チャンピオンシップで活躍する“CS男”がいて、そういった選手を選べるのもいいですね。
副島 クォーターファイナルで勢いに乗ってそのまま勝ち進むこともありますからね。
――昨シーズンはファイナルまでの集計でしたが、今回はクォーターファイナル終了時点、セミファイナル終了時点で集計して、そこでトップだった人にはファイナルのチケットがプレゼントされます。
副島 すごい! やり直せるだけではなく、ファイナルのチケットがもらえるチャンスもある。
こにわ ささらちゃん、「B MY HERO!」で行ったことないからマジで狙おう! 俺はクォーターファイナルを頑張る。セミファイナルを任せたよ!
関根 わかりました!
――今回は実際の試合で記録されるEFFがリアルタイムに連動しています。試合中にGAME x GAMEを開くと、自分が何位になっているかわかるんです。
副島 オールスターの時もそうでしたよね? サイズ選手がリバウンドを取るたびに上がっていって、「もうこんなにリバウンドを取っていたの!?」と驚きました。見落としがちなリバウンドもしっかりとポイントに反映される。得点に目がいきがちですけど、リバウンドも意外と重要なんですよ。クーリー選手を入れたい!
関根 リバウンド王ですからね。
こにわ ファジーカス選手を入れたい!
関根 私は安藤誓哉選手!
――実際のチャンピオンシップで注目している部分はありますか?
関根 横浜BCと広島の初出場組がどこまでやれるのかすごく楽しみですね。両チームとも若手選手がプレータイムを増やしている印象で、チャンピオンシップで覚醒する選手が出てくるんじゃないかと期待しています。
こにわ 僕は“神奈川ダービー”。レギュラーシーズンでは川崎が中地区1位でしたけど、チャンピオンシップで正真正銘の地区1位を決める戦いになるんじゃないですか。
副島 中地区の王座決定戦ですよね。ホーム、アウェイ関係なく、この組み合わせは痺れます。
こにわ 副島さんの注目チームはどこですか?
副島 僕は琉球です。昨シーズンのチャンピオンシップで準優勝、今シーズンも天皇杯で準優勝。琉球に関わるすべての人たちが悔しい経験をし、是が非でも優勝したいと思っているはずです。3度目の正直として優勝してほしいですね。
こにわ 怖い存在なのが名古屋D。ブラックホールのように全部を飲み込む可能性があると思っていて、何か不気味なんですよね。
副島 レギュラーシーズンではケガ人が続出して、すごく苦しかったと思います。でも、それを乗り越えてチャンピオンシップの舞台まで辿り着いたわけですからね。
――GAME x GAMEは「MY STARTING 5」だけではなく、勝ち上がり予想の「B.LEAGUEダービー」、クイズ「アタック10」もあります。
副島 マイスターティングファイブに目がいきがちですが、それ以外の要素も重要になってきます。アタック10はすごく難しいですからね。この情報はどこから持ってきたんだというようなクイズもありますよね。オールスターはめちゃくちゃ難しかった。
関根 オールスターらしい内容で良かったですよね。
副島 アタック10も試合ごとに出ていますから、マイスターティングファイブだけではなく、クイズに答えてポイントを稼ぐ。勝ち上がりも予想してチャンピオンシップを楽しみましょう!
※取材=5月8日
取材=酒井伸
写真=金田慎平
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