2023.09.19

B1茨城の新戦力エレンソンがIL入り…“昨季の骨折”判明し療養のため一時帰国

昨シーズンはスペインのバダローナに所属していたエレンソン[写真]=Getty Images
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 B1の茨城ロボッツは9月19日、今季から加入したヘンリー・エレンソンを「右肋骨骨折」のためインジュアリーリストに登録し、同選手が療養のため一時帰国したと発表。最短でも30日間は再登録できないため、2023-24シーズンの開幕には間に合わないことが確定した。

 アメリカ出身で現在26歳のエレンソンは、208センチ109キロのフォワード。ドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒート他)などを輩出したマーケット大学の出身で、2016年のNBAドラフト全体18位でデトロイト・ピストンズに入団。NBAやGリーグ、スペインリーグでのプレー経験もあり、今年7月に茨城との契約合意が発表されていた。

 クラブの発表によると、今回判明した「右肋骨骨折」は、昨シーズン終盤の試合中にケガをした箇所のようで、前所属チームのドクターから「あざ」と診断されていたものの、茨城でのメディカルチェックにて「骨折の跡」を確認。茨城入団後も該当箇所の回復に努めるため、練習参加を見合わせていたという。

 そうした状況のなか、「前チームから誤った診断をされたことによるショック」、「治っていると思っていた怪我がまだ完治していないショック」、「日本という知らない土地での生活に慣れないことからくる不安」が重なり、一時帰国して治療することをが決定。

 茨城のマーク貝島ゼネラルマネージャーは「彼が100パーセントの状態にできるだけスピーディに回復するには一旦帰国して療養するのがベストだろうという判断に至りました。エレンソン選手には怪我を治し、しっかりプレーできる状態になってから再合流して欲しいと考えています。彼はチームの雰囲気や選手達をとても気に入っており、『ロボッツでプレーしたいという気持ちがとても強い。ぜひまた戻ってきたい』という力強い言葉をもらいました。皆さん、エレンソン選手への応援を引き続きよろしくお願いします」と、クラブを通じてコメントした。

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