2023.11.17

選手を支える“裏方”にも注目…島田チェアマンが『SCS推進チーム』を語る

『島田のマイク』第159回が配信
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 11月16日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第159回が配信され、Bリーグのフィジカル・メンタルケアの取り組みや選手を支える裏方についてトークを繰り広げた。

 自身が取り組んでいるというトレーニングの話題と関連し、9月に発足が発表された『B.LEAGUE SCS推進チーム』について説明した島田チェアマン。『SCS推進チーム』とは、「命を守る」、「選手稼働の最大化」および「パフォーマンス向上」を理念とし、競技価値の向上からリーグの発展を目指す取り組みとして整形外科や脳神経外科等の専門家を体制化したもの。発足時には、国内プロスポーツリーグとしては初めて外傷・障害を集計したレポートを発行し、ケガ予防やパフォーマンス向上を働きかける先進的な取り組みをしている。

 島田チェアマンは、「今回のワールドカップを見ても、フィジカルの面が課題になっている。Bリーグのレベルも上がるなかで、強度も高くなりケガも増えることから、フィジカル強化とケガ予防の対策を行っています」と発足理由について明かした。また、「現在ではフィジカルだけでなくメンタルヘルスにも範囲を広げている」と語った。

「フィジカルやメンタル面の強化に対しての意識が近年すごく高まっている」と話す島田チェアマン。『SCS推進チーム』発足前から、B1、B2全38チームのうち半数以上の21チームに海外で専門資格を取得したメディカルスタッフが従事しているという。これは国内プロスポーツリーグ最多ということで、Bリーグの意識の高さがわかるデータとして取り上げた。

 また、「国際舞台で戦えるようになってきたのも、選手たちの努力とそれを支えるチームスタッフの皆さんの努力だと思います」と語り、「トレーナー1人あたり選手を3、4人みなくてはいけない。1人担当するだけでも本当に大変だと思う。それを、遠征先で入浴後に全員のケアに回るとなれば深夜にまで及ぶ」と推察。「支える人たちによってリーグのレベルが高まっていると思います。チームスタッフの努力なしにして優勝はないです。その点にも、皆さんに注目していただきたいです」と裏方にスポットライトを当てた。

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