2024.04.24
4月23日、Bリーグは4月度の理事会に関するメディアブリーフィングを開催。クラブライセンス交付のほかにB1レギュラーシーズンMVPおよびベストファイブ投票方法の一部変更などについても発表した。
ヘッドコーチ、選手、メディアによる投票で決定されていたレギュラーシーズンMVPおよびベストファイブの選出方法について、昨シーズンまでは各者1票(HC3点/選手1点/メディア3点)、「外国籍選手2名まで選択可」というルールだったが、今シーズンから各者1位から5位までの5票を投じる形に変更。外国籍の人数制限も撤廃されることになった。
また、5票の順位別ポイントにも傾斜がつけられ、ヘッドコーチとメディアが「1位9点・2位7点・3位5点・4位4点・5位3点」、選手が「1位7点・2位5点・3位3点・4位2点・5位1点」となることが決定。リーグが全体のポイントシェアを試算したところ、昨年までの方式よりも選手ポイントの占める割合が増えるという。
ブリーフィングに出席した島田慎二チェアマンは、「1年間コート上で戦ってきた選手たちの声がより反映される形になる」と話しつつ、「(リーグ構造を改革する)2026年の段階でもう一弾、手を加える可能性はある」と、引き続き最善の形を探っていく姿勢も示した。
BリーグのMVP表彰を巡っては、2023-23シーズンに河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)がBリーグ史上初めて新人王とシーズンMVPの2冠に輝いたものの、月間MVP3度受賞、リーグトップの22.4得点、トリプルダブルを10度記録したペリン・ビュフォード(島根スサノオマジック)が選外となったことが議論に。河村がMVP受賞スピーチで語った「今回の受賞は『実力が一番だった』ということではなく、これからのバスケットボール界を盛り上げていってほしいというメッセージだったり、使命を僕に与えてくださったのではないかと自分なりに解釈しています」というコメントも話題になった。
河村とビュフォードは今シーズンもリーグをけん引する活躍を見せているが、史上初めて2カ月連続で月間MVPを受賞したD.J・ニュービル(宇都宮ブレックス)ら、目を引く候補選手は多数。「B.LEAGUE AWARD SHOW 2023-24」では、誰がMVP・ベストファイブを受賞するのか注目だ。
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