2023.06.02

横浜BC・河村勇輝がMVPや新人賞など涙の個人6冠「使命を与えてくださったのでは」

横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝[写真]=B.LEAGUE
バスケ情報専門サイト

 6月2日に「B.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23」が行われ、横浜ビー・コルセアーズ河村勇輝がレギュラーシーズンMVPを受賞し、新人賞など個人6冠を達成した。

 現在22歳の河村は、172センチ68キロのポイントガード。福岡第一高校時代に三遠ネオフェニックスの特別指定選手としてBリーグデビューを飾り、東海大学に進学した。2020-21シーズンから2シーズンにわたって横浜BCの特別指定選手としてプレー。東海大を中退し、2022-23シーズンからプロとしてのキャリアを歩み、レギュラーシーズンは52試合の出場で1試合平均19.5得点3.4リバウンドにリーグ最多8.5アシストをマークした。

 壇上でトロフィーを受け取った河村は、落ち着いた表情でチームメートからのビデオメッセージを見ていたものの、祖母からのメッセージが読み上げられると、思わず背を向けて涙。目を真っ赤にしながら「昔からの映像を見て、たくさんの方の支えがあって今の自分がいるんだなと、あらためて感じました」と、家族や関係者への感謝を口にした。

 また、今回の受賞について「いまでもこのMVPにふさわしいか不思議な気持ちでいるんですが、きっと今回の受賞は『実力が一番だった』ということではなく、これからのバスケットボール界を盛り上げていってほしいというメッセージだったり、使命を僕に与えてくださったのではないかと自分なりに解釈しています」とコメント。日本バスケットボール界の未来を背負うスター選手として、MVPが持つ意味を噛み締めた。

 今シーズンの河村は、Bリーグ史上初の『新人賞』と『MVP』のダブル受賞に加え、『アシスト王』、『ココロ、たぎる。賞』、『レギュラーシーズン最優秀インプレッシブ選手(MIP)』、『ベストファイブ』、と特別表彰も含め個人6冠。個人タイトルを総なめし、鮮烈な“プロデビュー”に華を添えた。

河村 勇輝の関連記事

横浜ビー・コルセアーズの関連記事

B1の関連記事