2024.05.21

山口颯斗が茨城から長崎へ移籍…刺激求め「より良い環境に」今季10.9得点の若手SF

茨城から長崎への移籍が決まった山口颯斗[写真]=B.LEAGUE
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 B1リーグの茨城ロボッツは5月21日、山口颯斗が契約満了のため退団し、長崎ヴェルカへ移籍することが決まったと発表した。

 栃木県出身で現在25歳の山口は、195センチ90キロのシューティングガード兼スモールフォワード。正智深谷高校から筑波大学へと進学し、宇都宮ブレックスの特別指定選手として2019-20シーズンにBリーグデビューすると、レバンガ北海道を経て、2022-23シーズンから茨城へ加入した。

 移籍2年目となった今シーズンは、レギュラーシーズン52試合に出場し、1試合平均10.9得点4.6リバウンド2.4アシストを記録。シーズン後半戦は厳しい残留争いのなか3ポイントシュートに磨きをかけ、4月17日の秋田ノーザンハピネッツ戦でキャリアハイとなる27得点をマークするなど、試合の流れを変える主力選手として活躍した。

 今回の発表に際して、山口は「率直に理由を述べますと、より良い環境に行くことで自分の成長速度が変わってくる。そして、キャリアを長く続けていくには環境が必要だと感じたからです」と、茨城の公式サイトを通じて移籍を決断した理由を説明。「第2の地元」になったという茨城のファンを「敵にしたくないブースター」と表現するなど、そのサポートに感謝を示し、「またコートの上で会いましょう」と別れのメッセージを送った。

 また、新天地となる長崎のファンへ向けては、「長崎ヴェルカがチーム創設をした時からすごく気になるチームでした」と率直な思いを明かしつつ、「僕は全カテゴリーでCSに出場したことがありません。ですが、長崎ヴェルカはこれから優勝するチームになると思いますし、優勝するためにこのチームに来ました」とコメント。自身の成長と同時に、勝利を追い求める決意も示した。

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