2024.05.30

B1昇格した越谷の“残留第1号”は松山駿と星川堅信…期待のルーキー「若者らしくエネルギッシュに」

越谷との契約継続が発表された松山と星川[写真]=B.LEAGUE
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 B1リーグへ昇格した越谷アルファーズは5月30日、松山駿と2024-25シーズンの選手契約継続、特別指定選手としてプレーしていた星川堅信とプロ契約に合意したことを発表した。

 栃木県出身で現在22歳の星川は、190センチ92キロのスモールフォワード。洛南高校から早稲田大学へと進学し、2020-21シーズンに宇都宮ブレックスの特別指定選手としてBリーグデビューを果たすと、同大4年次の今シーズンは越谷でもプレー。B2リーグ戦35試合の出場で、1試合平均5.3得点1.6リバウンド、3ポイント成功率34.4パーセントをマークし、プレーオフでは全6試合に先発出場していた。

 福井県出身で現在27歳の松山は、175センチ73キロのポイントガード。北陸高校、富山大学を経て、2018-19シーズンに富山グラウジーズの特別指定選手としてBリーグデビューし、当時B2だったファイティングイーグルス名古屋への移籍を経て、2021-22シーズンから越谷に加入した。在籍3年目の今シーズンはリーグ戦35試合に出場し、1試合平均13.1得点2.8リバウンド4.2アシスト、3ポイント成功率40.1パーセントを記録。全試合出場したプレーオフでは16.0得点の活躍を見せ、チームのB1昇格に貢献した。

 今シーズンの越谷はB2東地区2位でプレーオフに進出し、同地区王者のアルティーリ千葉を撃破して悲願のB1昇格を決めたが、28日に一挙7選手を自由交渉選手リストに公示したばかり。今回の2選手が残留発表“第1号”となった。

 両選手がクラブ公式サイトに寄せたコメントは以下の通り。

星川堅信 コメント
皆さん、こんにちは。星川堅信です。昨シーズンの成績としては、B2優勝にはあと1歩届きませんでしたが、アルファメイトの皆さんの多大なる声援に後押しいただき、チームの目標だったB1昇格を達成できました。

昇格決定の瞬間に腹の底から湧き上がった感情は万策尽くしてもなお形容し難く、オフコートでの感情の起伏が比較的小さい自分にとって、バスケットボールに粉骨砕身してチームメイトと一緒に拳を上げて喜んだり、時にやむなく暴言を吐いて悔しがったりするその時間は、今ここに生きている幸せを感情の荒波をもって自分に自覚させてくれる、ひときわ際立った特別な時間だと改めて思い直せた、そんな昇格の瞬間でした。

昨シーズンは特別指定選手としてシーズン途中で加入させていただいたにもかかわらず、温かく迎え入れてくださり、またたくさんの熱い声援を送ってくださり、本当にありがとうございました。皆さんの叱咤激励に何度も救われました。また、途中加入からの約5カ月間に、多くの先輩方から沢山のことを教えていただきました。ありがとうございました。

ルーキーシーズンを越谷アルファーズの一員として迎えられて、胸の高まる思いです。2024-25シーズンも紆余曲折あることが推されますが、準備を怠らず、感謝を忘れず、狙い通りにいかずとも下を向かず、B1の舞台に胸を躍らせて、若者らしくエネルギッシュに、チームの勝ちに貢献します。

松山駿 コメント
2023-24シーズンは沢山の応援ありがとうございました。ようやくB1の舞台に立てることにとてもワクワクしています。新シーズンはより厳しいシーズンになるとは思いますが、是非松山駿のタオルを掲げて、#7のTシャツを着て応援して頂けるとうれしいです。共にB1を楽しみましょう!

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