3月10日、越谷アルファーズが市岡ショーンと選手契約を締結したことを発表した。

　アメリカ出身で現在31歳の市岡は、198センチ94キロのパワーフォワード。2010年に来日して以降、リンク栃木ブレックス（現宇都宮ブレックス）、トヨタ自動車アルバルク（現アルバルク東京）、アイシンシーホース三河（現シーホース三河）、レバンガ北海道を渡り歩くと、2021－22シーズンは福島ファイヤーボンズで45試合に出場し、1試合平均3.6得点4.4リバウンド2.1アシストをマークした。また、日本国籍を有しており、2018年にはワールドカップのアジア地区予選に臨む日本代表にも選出された。

　なお、市岡は3月18日にアウェーで行われる山形ワイヴァンズ戦よりエントリー可能となる。

　今回の発表に際し、同選手と青野和人GMは以下のようにコメントしている。

市岡ショーン
「このチームの一員になることにとても興奮しています。アルファーズの誰もが志高く、非常に才能があり、選手もスタッフも一生懸命取り組む人たちだと思います。また、誰もが自分の役割を受け入れ、一緒に特別なことができると思います。私はこのクラブの一員になれることに感謝し、いつも100パーセントで、毎日、瞬間瞬間を楽しみたいです」

青野和人GM
「この度越谷アルファーズは市岡ショーン選手と選手契約をする運びとなりました。現在アルファーズは東地区2位、昨日発表した3月13日付での横塚選手、落合選手の自由契約交渉選手リスト公示にあたり新しい選手取得を考えたところ、今シーズンの戦い方として、若手が伸び伸びとプレーできて、ベテラン選手がそれをサポートし、ゲームの局面によってその日調子のいい選手を見極め、全員でサポートするというスタイルはそこまで悪くなく、この2カ月ほどは初戦を落とし続けている課題に向き合っているところでした。

　その様な状況下、新規のアジア枠として得点能力の高い有名選手にクラブの想いを託す形よりも、ケミストリーをより強化する意味で、私を含めチームの半数以上に一緒に戦った経験のある彼を招集し、落合選手のように泥臭く献身的にプレーを選択できることが必要と考えました。また、市岡選手は新しく家族が増えることで半年コートから離れておりましたが、守るものが増えたという強い志は必ずチームにプラスとなって働くと信じております。ぜひとも彼の献身的なプレーを応援して頂きたいと思います」