4月1日、B2リーグの第29節が開催され、越谷アルファーズがアースフレンズ東京Zと大田区総合体育館で対戦。越谷の桜木ジェイアールがB2最年長出場記録を更新した。

　桜木はスーパーバイジングコーチとしてチームに尽力してきたが、3月に選手登録を行うと、コーチングスタッフ兼プレーヤーとして今シーズン戦うことを発表した。試合では越谷が19－13とリードすると、第2クォーターのスタートから桜木がユニフォーム姿でコートに登場。“46歳5カ月2日”のB2最年長出場記録を打ち立てた。

　2019－20シーズンぶりの現役復帰を果たした桜木は、アシストとディフェンスリバウンドを記録すると、速攻の場面ではワンハンドダンクを決める。さらに、第4クォーターにも出場し、アシストとスティールをマークすると、越谷が74－60で白星。桜木は8分26秒の出場で2得点1リバウンド2アシスト1スティールを記録した。

アメリカ出身の桜木は2001年に来日後、19年に渡りJBL時代からシーホース三河でプレーした［写真］＝B.LEAGUE

　桜木はクラブ公式ツイッターをとおして「常にリラックスしている性格なので、今日も緊張せずにコートに立つことができました。引退してからもトレーニングはずっとしていたので、思い切りプレーできました」と試合後の感想を語った。

　また、「久しぶりにコートに立ち、松山（駿）選手がいいパスをしてくれたのでダンクもできました。ポジティブなプレーをチームのためにできたのは良かったです」と自身のプレーを振り返ると、「私が試合に出ることによってローテーションも変わりますが、選手たちがうまくアジャストしてくれました」と語った。

「明日の試合もプレーする予定で準備していきたいと思います」と語ったとおり、4月2日の第2戦にも2分24秒出場した桜木は、B2最年長出場記録をさらに1日更新。B2プレーオフへの出場が決まっている越谷だが、今後桜木がどこまで自身の記録を塗り替えていくのかにも注目だ。

コーチングスタッフ兼プレーヤーとしてB1昇格を目指す［写真］＝B.LEAGUE

■B2最年長出場記録
1位：桜木ジェイアール（越谷アルファーズ）2023年4月2日【46歳5カ月3日】
2位：岡村憲司（茨城ロボッツ）2018年5月6日【45歳0カ月4日】
3位：石橋晴行（バンビシャス奈良）2017年12月20日【44歳0カ月17日】