2023.04.07

ライジングゼファー福岡、チーム得点王のハリスが双方合意の契約解除で退団…治療専念のため帰国へ

1試合平均20.5得点を挙げていたマーベル・ハリス [写真]=B.LEAGUE
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 ライジングゼファー福岡は4月7日、マーベル・ハリスとの契約を双方合意の上で解除したことを発表した。

 ハリスは196センチ95キロの体格を誇るポイントガードで、オーストラリアやレバノンなどのチームを経て、2020-21シーズンに熊本ヴォルターズへ加入。一時日本を離れたが、2022-23シーズンに福岡へ入団した。B2リーグ第29節終了時点で39試合の先発を含む46試合に出場し、チーム最多の1試合平均20.5得点に同4.1リバウンド3.4アシスト1.9スティールを記録。3月22日の試合を最後に出番がなかった。

 同選手はクラブを通じて「今シーズンのゴールは達成できなくなりましたが、皆さまの応援は素晴らしかったです。私や家族を受け入れてくれて、福岡がもう一つのホームだと思わせてくれました。今後の活躍を祈念するとともに、またいつかお会いできることを期待しています。ありがとうございます!」とコメントした。

 また、相川倉一ゼネラルマネージャーは次のように説明した。

「3月22日(水)愛媛オレンジバイキングス戦の試合で負傷した右足の回復が思わしくなく、ドクター、トレーナーとも復帰時期を検討してまいりましたが、2022-23シーズン中の復帰は難しいという判断に至りました」

「クラブとしてハリス選手と今シーズン最後まで一緒に戦う気持ちではありましたが、ルール上現時点からインジュアリーリストの登録はできない為、契約解除という選択をさせていただきました。難しい決断ではありましたが、今置かれているチームの状況にハリス選手も理解を示していただきました」

「チームの顔として獅子奮迅の活躍でチームを牽引してくれたことはもちろんですが、苦しい状況でも常にチームメイトに声をかけ、ポジティブな雰囲気をつくるハリス選手の人柄でチームに大きく貢献してくれたことは感謝の念に堪えません。チームはこの苦境をハリス選手の思いとともに全力で戦い、必ず乗り越えてまいりますので、引き続きご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。なお、ハリス選手はケガの治療に専念するため帰国することとなりましたので併せてご報告させていただきます」

 なお、福岡は17勝37敗で西地区5位。リーグ全体では13位の香川ファイブアローズと2ゲーム差の11位に沈む。

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