2017.07.25

インハイ男子注目校(7)福島南高校「持ち味は速攻とパス回し、半澤凌太がけん引し地元での優勝を」

福島南を引っ張る188センチのエース、半澤凌太
大学時代より取材活動を開始し、『中学・高校バスケットボール』編集部を経て独立。メインフィールドである育成世代から国内バスケット全体を見つめる"永遠のバスケ素人"。

7月28日から8月2日にかけて福島県福島市で行われる平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)。都道府県予選を勝ち進んだ男女各59校の中から注目校をピックアップした。

■男子注目校(7)福島南高校(福島県)

 昨年のインターハイで初出場3位に輝いた福島南。地元開催のインターハイでも好成績を狙いにいく。

 主力の最長身、188センチの半澤凌太がリバウンドを奪い、速攻の先陣をグイグイと走るのが攻撃の理想形。そこにガードの仲里有人、脚力を活かしたドライブが武器の郡司諒、シューターの渡邉剛至、半澤とともにリバウンドに跳ぶ穂積颯人が絡み、得点を奪っていく。

 インサイドからアウトサイドにパスをさばく「イン&アウト」も福島南のオフェンスの持ち味の一つ。水野慎也監督が「本当の意味でエースになってほしい」と期待を懸ける半澤を起点に、他のメンバーが奮闘することで、エースがさらに躍動できる。

 昨年の好成績は、水野幹太(法政大学)や木口雄之亮(立教大学)らが下級生の頃から経験を積み、能力の高い上級生に依拠するところが多かった。しかし、選手たちは地元総体での優勝を目指し、水野監督も「奇跡に近いけれど」と笑いつつ、「やるからには優勝を狙いたいですね」と続ける。県予選後に磨きをかけたシュート力を活かし、群雄割拠の大会でミラクルを起こせるか。

文・写真=青木美帆

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注目校(1):明成高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170718/19638.html

注目校(2):東山高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19642.html

注目校(3):中部大学第一高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170719/19650.html

注目校(4):福岡第一高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170720/19658.html

注目校(5):市立船橋高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170721/19654.html

注目校(6):帝京長岡高校(https://basketballking.jp/news/japan/highschool/20170725/19660.html

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