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12月29日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。大会最終日の第1試合は、福岡第一高校(福岡県)と帝京長岡高校(新潟県)による、男子の3位決定戦が行われた。
昨年のウインターカップ準決勝で、2度の延長を戦った福岡第一と帝京長岡。約1年ぶりの再戦となったこの試合。序盤に福岡第一のシュートがことごとくリムに嫌われたのに対し、帝京長岡は佐野翔太、祝俊成、ブラ グロリダらが順調に得点。第1クォーター残り7分17秒にグロリダのショットが決まり、帝京長岡が9-0とリード。福岡第一は残り7分にバムアンゲイ ジョナサンのショットが決まり、ようやく初得点。だが帝京長岡は攻撃の手を緩めず、残り1分59秒にティレラ タヒロウの得点で22-6と点差は16点に広がった。福岡第一では同クォーター中盤に松本礼太が足首を負傷してしまいベンチへ。井手拓実や松崎裕樹、河村勇輝のショットが決まらず、ジョナサンが奮闘。結局、このクォーターは26-8で帝京長岡が18点をリード。福岡第一の得点は、すべてジョナサンによるものとなった。
第2クォーター、帝京長岡は佐野、神田龍一、祝らが加点し、リードを26点(34-8)に広げると、ようやく福岡第一が息を吹き返す。松崎、ジョナサン、河村による8連続得点で、同クォーター残り5分13秒には16-34と18点差まで縮めた。そこからは両チームが交互に加点し、帝京長岡が41-25と、福岡第一に対して16点リードで前半を終える。
後半に入り、帝京長岡は祝がビハインドザバックのフェイクからレイアップを決めるなどリードを広げようとする中、第3クォーター中盤にジョナサンと河村がショットのショットが決まり、残り2分10秒に42-51と点差を1ケタに縮める。残り約1分には井手が祝からオフェンス・ファウルを誘発し、小川の得点で45-53と8点差に詰め寄ったものの、同クォーター終盤に祝が貴重な3ポイントシュートを決めて、56-45と、帝京長岡が11点リードで第4クォーターへ。
第4クォーター、福岡第一のディフェンスが激しくなる中、残り6分45秒で61-50の場面で帝京長岡がグロリダがコートに戻ると、祝が得点し、グロリダがポストプレーから鮮やかなフックシュートを決め、残り5分17秒で65-50と帝京長岡のリードが15点に広がった。福岡第一は、3ポイントシュート中心に追い上げを図るもなかなか決まらず、最終スコア69-58で、帝京長岡が福岡第一を下し、3位入賞となった。
勝利した帝京長岡では、グロリダが30得点15リバウンド、佐野が18得点6リバウンド、祝が15得点5アシストと続いた。一方、敗れた福岡第一はジョナサンが18得点8リバウンド、河村が13得点4リバウンドを記録している。