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12月28日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。大会6日目の第3試合では、福岡大学附属大濠高校(高校総体1/福岡県)と福岡第一高校(福岡県)による、男子準決勝の第1試合が行われた。
第1クォータ―、福岡第一がバムアンゲイ ジョナサンの7得点、松崎裕樹の6得点などで19-13とリードして終えると、第2クォーターには福大大濠が20-9と巻き返し、何度かリードが入れ替わり、前半終了時には33-28と福大大濠が5点をリードする展開となった。福岡第一では、1年生ガードの河村勇輝がリバウンドやルーズボールにダイブするなど球際で強さを発揮。ボールを持った後で機敏な動きを見せるなど、コート上で独特の存在感を発揮した。
後半に入ると、福岡第一のジョナサンが第3クォーターだけで11得点を記録するなど21-9と逆転し、49-42の7点リードで最終クォーターを迎える。しかし第4クォーター序盤、福大大濠の井上宗一郎が4連続得点を挙げて46-49と、一気に3点差まで詰め寄る。すると、すかさず井手拓実が3ポイントシュートを決めて6点差まで突き放す。だが福大大濠も負けてはいない。永野聖汰が3ポイントシュート、井上のショットで5連続得点し、残り6分46秒、51-52とついに1点差まで差を縮める。
勝利した福大大濠では井上が16得点10リバウンド、永野が15得点、中田が9得点4アシストをマーク。福岡第一は、ジョナサンが23得点13リバウンド4ブロック、松崎が14得点5スティール、河村が10得点6リバウンドを記録した。同じ福岡県同士による対決は、得点シーンだけでなく、リバウンドやルーズボール、ディフェンスといった部分でも“意地の張り合い”を感じさせる激しい試合となった。
■男子準決勝第1試合結果
福岡大学附属大濠高校(総体1/福岡県) 61-58 福岡第一高校(福岡県)