2019.07.31

2年ぶり出場の延岡学園、勢いに乗る北陸に6点差敗戦…楠元龍水コーチ「これが高校バスケ」

昨年、延岡学園の指揮官に就任した楠元コーチ[写真]=佐々木啓次
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 7月31日、鹿児島県薩摩川内市のサンアリーナせんだいにて、「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」が開催。2年ぶりの出場となった延岡学園高校(宮崎県)は、男子準々決勝で北陸高校(福井県)と対戦したが、最終スコア62-68で敗れた。

 延岡学園は大黒柱のムヤ・カバング・フランシス(3年)が昨日の試合で足首を負傷してしまい、この試合は控えに。第1クォーターで10-22と出遅れると、一度も追いつくことができなかった。楠元龍水コーチは試合後、「フランシスを中心に(フォーメーションを)作ってきてたので、そこまで準備できてなかった。僕の指導力不足だと思います」と自分を責めた。

 205センチのフランシスは、ケガを抱えながらもベンチスタートで約20分間出場。しかし、無得点にとどまった。指揮官は「『フランシスのケガがなかったら……』と皆さんも思うかもしれませんが、それも力だし、フランシスがいても負けていたと思います」と言及。

「選手はよくやってくれたと思います」ともコメントした[写真]=佐々木啓次

 延岡学園に加え、船橋市立船橋高校(千葉県)、東海大学付属諏訪高校(長野県)、明成高校(宮城県)を倒して勢い乗る北陸については、自身の経験も踏まえ「これが高校バスケですよね」と切りだし、こう続けた。

「自分が現役の時もそうでし。トーナメントを勝ちあがってくるとスカウティングでは計り知れない力を高校生は持っていますし、それをまさしく高いレベルで維持している。北陸さんはベスト4になるべくしてなったと思います」

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