2023.01.01

決勝でも躍動した京都精華学園の2年生コンビ「次は自分たちがチームを勝たせる役目」

新チームの主軸を担う八木悠香(左)と堀内桜花(右)[写真]=バスケットボールキング
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 12月28日、東京体育館で「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の女子決勝が開催。京都精華学園高校(京都府)が99-81で札幌山の手高校(北海道)に勝利し、ウインターカップ初優勝を飾った。

「令和4年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」との2冠を達成した京都精華学園からは、キャプテンのイゾジェ ウチェ(3年)に加え、1年生から主力を担ってきた八木悠香堀内桜花(ともに2年)の3名が大会ベスト5に選出された。

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 決勝で22得点11リバウンドと活躍した八木は「ウチェさんにマークが集まる分、自分が空いてくると思っていたのでリングにアタックし続けようと思っていました」と試合後に語ると、9得点17リバウンド8アシスト4スティールを挙げた堀内は「ウチェさんや八木へのボックスアウトが厳しくなるので、周りもリバウンドを取りに行かないといけないと思い、そこは意識していました」と激闘を振り返った。

ウチェは決勝で35得点18リバウンド5アシストと圧巻のパフォーマンスを発揮した[写真]=バスケットボールキング

 今年はU16とU17日本代表メンバーにも選ばれ、アジアや世界を相手に貴重な経験を積んだ八木。「自分は練習でいつもウチェさんと二人組みを組んでやらせてもらっていたので、今年の『FIBA U17女子ワールドカップ2022』でも相手が怖くなく、いつも通りの感じでできました。自分がここまで来れたのは、ずっと一緒にやってもらったウチェさんのおかげです」と頼れる先輩の存在について語ると、「(代表活動もあり)忙しかったけど、いろんな経験をさせてもらって今の自分があると思う」とこの1年間での成長を噛みしめた。

 今年はケガにも苦しんだ堀内は「ケガが長引いて気持ちの部分でも辛かったけど、チームメートや周りの人たちが支えてくれました」と話し、「インターハイで優勝したけど、ウインターカップではほかのチームももっと仕上げてくるので、そこで優勝しないと意味がないと思っていました。なので、2冠できたことはすごくうれしいです」と心境を語った。

決勝で22得点を挙げた柴田柑菜や、大黒柱のウチェなど3年生が引退し、京都精華学園も新チームに[写真]=バスケットボールキング

 3年生にとっての集大成となるウインターカップを終え、いよいよ京都精華学園も新チームとなる。八木は「次は自分たちがチームを勝たせる役目になります。インターハイとウインターカップの2冠の2連覇を目指すというプレッシャーはあるけど、そのプレッシャーを自信に変えて、またこの舞台に戻ってこられるようにしたいです」と高校バスケでの最後の1年間に向けて意気込んだ。