2023.12.18

河村勇輝&小川麻斗率いる福岡第一が2連覇…女子は桜花学園が王座奪還/ウインターカッププレーバック 2019年

男子は福岡第一、女子は桜花学園が頂点に立った [写真]=須田康暉、伊藤大允
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12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会をプレーバック。2019年大会を振り返っていく。

 男子は河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)を擁する福岡第一高校(福岡県)が2年連続4回目の優勝を果たした。2回戦から北陸学院高校(石川県)に36点差、九州学院高校(熊本県)に45点差、桜丘高校(愛知県)に39点差と、いずれも大差をつけて順調に突破。東山高校(京都府)との準決勝では前半に10点のビハインドを背負ったが、後半にディフェンスから流れを引き寄せ、71-59と逆転勝利を収めた。決勝戦は福岡大学附属大濠高校(福岡県)との福岡県対決。河村が10得点13リバウンド11アシスト、クベマ ジョセフ スティーブが31得点20リバウンド11ブロック、小川麻斗千葉ジェッツ)が17得点11リバウンドの活躍を見せ、大会連覇を達成した。

 河村と小川はすでにプロの舞台で活躍しており、福岡大附属大濠の横地聖真、東山の米須玲音は特別指定選手としてBリーグのチームに所属経験がある。

河村勇輝(8番)と小川麻斗(46番)はすでにプロの舞台で活躍 [写真]=兼子愼一郎

 女子は桜花学園高校(愛知県)が3年ぶりに王座を奪還した。ベスト5に名を連ねた平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)、岡本美優、オコンクウォ スーザン アマカを中心に初戦から117-69の圧勝劇を見せ、勢いのままに決勝の舞台にたどり着いた。大会連覇を狙う岐阜女子高校(岐阜県)との頂上決戦に72-67で勝利し、夏冬の2冠を達成した。

 桜花学園以外では、岐阜女子の藤田和(三菱電機コアラーズ)、京都精華学園高校(京都府)の高橋未来(デンソーアイリス)なども出場した。

 2019年大会の上位4校とベスト5は以下のとおり。

■男子
優勝:福岡第一高校(福岡県)
準優勝:福岡大学附属大濠高校(福岡県)
3位:東山高校(京都府)、北陸高校(福井県)

決勝戦は福岡県同士の対戦に [写真]=須田康暉

・ベスト5
河村勇輝(福岡第一)
小川麻斗(福岡第一)
クベマ ジョセフ スティーブ(福岡第一)
木林優(福岡大学附属大濠)
横地聖真(福岡大学附属大濠)

■女子
優勝:桜花学園高校(愛知県)
準優勝:岐阜女子高校(岐阜県)
3位:大阪薫英女学院高校(大阪府)、京都精華学園高校(京都府)

・ベスト5
平下愛佳(桜花学園)
岡本美優(桜花学園)
オコンクウォ スーザン アマカ(桜花学園)
林真帆(岐阜女子)
藤田和(岐阜女子)

ウインターカップ2023のアンバサダーを務める平下愛佳 [写真]=伊藤大允