2023.12.19

仙台大附属明成と桜花学園が日本一…新型コロナも影響した大会に/ウインターカッププレーバック 2020年

高校バスケ界の名将率いる2校が優勝に輝いた [写真提供]=日本バスケットボール協会
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12月23日から29日にかけて東京体育館、武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が行われる。本記事では過去大会をプレーバック。2020年大会を振り返っていく。

 男子は仙台大学附属明成高校(宮城県)が3年ぶりの優勝を果たした。大会初戦となった県立和歌山工業高校(和歌山県)との2回戦を127-56で圧勝すると、続く3回戦は開志国際高校(新潟県)を相手に不戦勝。準々決勝から福岡第一高校(福岡県)に3点差、北陸高校に2点差と僅差で勝利を収めた。決勝では東山高校(京都府)と激突。山﨑一渉が25得点10リバウンド3スティールと攻守両面でチームをけん引し、72-70の勝利で頂点に返り咲いた。

決勝点を沈めた仙台大附属明成の山﨑一渉 [写真提供]=日本バスケットボール協会

 山﨑、越田大翔、山内ジャヘル琉人の優勝メンバー3人に加え、東山のムトンボジャンピエール、米須玲音もベスト5に選出された。

 女子は桜花学園高校(愛知県)が2大会連続優勝。江村優有やオコンクウォ スーザン アマカ、朝比奈あずさなどを中心に初戦から146-30の圧勝劇を見せ、順調な戦いぶりで決勝の舞台にたどり着いた。初の優勝を狙う東京成徳大学高校(東京都)との頂上決戦では、アマカが大会歴代2位の53得点に21リバウンドの大暴れ。89-65で制し、2連覇を達成した。

 ベスト5には江村、アマカ、朝比奈の“桜花学園トリオ”に、東京成徳大学の山田葵、須田理恵も名を連ねた。

 2020年大会の上位4校とベスト5は以下のとおり。なお、同年は船橋市立船橋高校(千葉県)、土浦日本大学高校(茨城県)などが新型コロナウイルス感染症の影響で大会欠場を余儀なくされた。

■男子
優勝:仙台大学附属明成高校(宮城県)
準優勝:東山高校(京都府)
3位:北陸高校(福井県)、洛南高校(京都府)

・ベスト5
越田大翔(仙台大学附属明成)
山﨑一渉(仙台大学附属明成)
山内ジャヘル琉人(仙台大学附属明成)
ムトンボ ジャン ピエール(東山)
米須玲音(東山)

準優勝で高校最後のウインターカップを終えた東山の米須玲音 [写真提供]=日本バスケットボール協会

■女子
優勝:桜花学園高校(愛知県)
準優勝:東京成徳大学高校(東京都)
3位:高知中央高校(高知県)、札幌山の手高校(北海道)

・ベスト5
江村優有(桜花学園)
オコンクウォ スーザン アマカ(桜花学園)
朝比奈あずさ(桜花学園)
山田葵(東京成徳大学)
須田理恵(東京成徳大学)

桜花学園を優勝に導いた司令塔の江村優有 [写真提供]=日本バスケットボール協会

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