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12月23日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開幕。女子1回戦では、精華女子高校(福岡県)が東京体育館で千葉経済大学附属高校(千葉県)と激突した。
第1クォーターは15-26と11点ビハインドで終えた精華女子。第2クォーターではエースの清藤優衣を中心に反撃するも、点差を縮めるには至らず33-43で試合を折り返す。後半に入ると清藤に続き谷千優も得点を挙げ、6点差まで追い上げ最終クォーターへ。しかし、第4クォーターでは要所でのシュートミスやターンオーバーが響き、62-72で悔しい黒星となった。
今夏のインターハイではベスト8まで勝ち進むも、今大会は無念の初戦敗退となった精華女子。“絶対的エース”としてチームをけん引した清藤は「ベスト4につなげていきたかったんですけど勝ち切ることができなくて。申し訳ないし、悔しいです」と、試合後のメディア対応で心境を語った。
ゴール下を支えるアキンデーレ タイウォ・イダヤットが故障で欠場となったなかで、「チームの良いところを出そう」と初戦に向けて対策を重ねてきたと話す清藤。その一方で、「3年生を絶対に勝たせないと」という気持ちが強かったあまり、個人として本体の調子を出せない部分があったという。
「(次は)自分がキャプテンになるので、チームをもっとまとめて勝てるチームにしていきたいです。来年は福岡県でインターハイがあるので、そこで日本一になれるよう頑張っていきたいです」(清藤)
また、チームを指揮した大上晴司ヘッドコーチは「ディフェンスは機能していた部分が多くあったと思うんですけど、点を取らないと差をつけられない。今回の試合では決定力の差がゲームを左右したんじゃないかと思います」と、敗因について述べている。
1年生センターの影響力は大上HCも強く感じていたようで、「いかにタイウォのリバウンドに頼っていたか。(今日は)苦しい場面でリバウンドを取られる印象があった」とコメント。改善に取り組んできた選手たちをねぎらいつつ、「基礎、基本を徹底的にやる必要がある」と今後の課題について触れた。
初戦敗退という悔しい結果にはなったが、さらなるチーム力向上のヒントをつかんだ精華女子。来年に地元・福岡県で開催されるインターハイでは、ぜひともリベンジの白星を獲得してもらいたい。