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県立石川高校(沖縄県)にとって初めての全国大会は2回戦敗退で終戦した。
石川は12月24日に東京体育館で行われた「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」女子2回戦で岐阜女子高校(岐阜県)と激突。92-87で競り勝った済美高校(愛媛県)戦から一転し、第1クォーターから追いかける展開が続き、43-94で大敗を喫した。
5本の3ポイントシュートを含むチーム最多19得点を挙げた桃宇芹奈は「オフェンスでは練習してきた3ポイントを積極的に狙って、決めることができていましたけど……」と手応えを語りつつ、「ディフェンスでは留学生へ簡単にパスが入ってしまって、自分たちの持ち味である前から仕掛けるディフェンスもあまりできなくて。ディフェンスでもっと粘れたと思います」と振り返った。
17得点13リバウンドを許した186センチのジュフ ハディジャトゥを擁する岐阜女子に対し、石川で最も長身なのが174センチの桃宇。リバウンド数で26-57と圧倒され、身長のミスマッチを次々と狙われた。
「しっかりとボックスアウトしないと、リバウンドを簡単に取られてしまいます。あとは頭の上からパスを通されて……。高さへの対策をもっと意識できたら良かったと思います」(桃宇)
ただ、県内で留学生を相手にする機会がない石川の選手たちにとって、ウインターカップでの2試合は「いい経験」になったという。2年生の石川自身も今後を見据える。
「一人ひとりの体の強さというか、フィジカル面での力強さが必要だと思います。自分にとっては人生で初めての全国大会で、緊張や不安がありましたけど、通用した部分もありました。高さやスピードの部分で全国のレベルの高さを感じることができたので、そこを自分たちも伸ばして、チームとしても、個人としても、もっともっと成長したいと思っています」
石川は登録メンバーの14人が1、2年生と若いチーム。“島人軍団”がどのような変化を見せるのか。新チームの成長に注目だ。