2017.12.15
6月3日に第5回東アジアバスケットボール選手権大会が長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で行われ、予選グループAに所属する日本代表が韓国代表と対戦した。日本は、韓国の荒削りながらも、個々の身体の強さを活かしたプレーや、精度の高いアウトサイドシュートに苦戦するも78-72で逃げきり、貴重な初戦を白星で飾った。
日本代表のスターターの座はBリーグベスト5にも選出された富樫勇樹(千葉ジェッツ)に譲ったものの、試合をしっかりと締めくくる“いぶし銀”の働きで自らの役割を示したのは、橋本竜馬(シーホース三河)だ。所属する三河でのプレーと同様、相手にタイトに密着し常にプレッシャーをかけ続ける厳しいディフェンスと落ち着いたゲーム運びで、韓国をいなしてその猛烈な追撃を振りきった。
試合後のミックスゾーンで橋本は「やはり厳しい試合になったが、相手が韓国ということでみんな気合が入っていた」と、日本代表の気力が充実していたことを勝利の要因の1つに挙げた。
また、24秒バイオレーション寸前までチャンスを作れないシーンも目立ったチームのオフェンスについては、「ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは、しっかりとチーム練習の際にオフェンスについても教えてくれるが、試合の中でないと阿吽の呼吸で合わせるというのは難しい。このあと3試合でしっかりとチームとして強くなって、次につながるようにがんばっていきたい」と、オフェンス構築を現代表の課題に挙げた。
この試合、試合開始早々に2ケタリードを奪うなど、快調な立ちあがりを見せた日本だったが、積極的にオフェンスリバウンドに飛びこち、セカンドチャンスを確実に拾う韓国に徐々に追いつかれる試合展開になった。最後の5分間で富樫がファールトラブルになったことから、試合のクローズをルカHCから託されたのは、経験豊富な三河のキャプテンだった。
HCから試合の最終盤を任されたことに対し、橋本は「(富樫)勇樹は僕とは全然違うタイプのポイントガードですが、この状況の中で、自分を選んでくれたのは自分にも役割があると思っているし、その役割を果たすことが重要だと考えている」と重要な試合の大事な局面を任されたことへの喜びと責任感を口にした。
文=村上成
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