2019.07.30
7月24日、都内で合宿中の男子日本代表チームがメディアデーを実施。囲み取材では、フリオ・ラマスヘッドコーチがメディア対応に応じた。
ラマスHCは「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」に向けて、「この大会で競争できることを目指して練習している。我々はまだ世界大会に出場した経験は少ないし、ヨーロッパのチームに勝ったこともない。1つの挑戦はヨーロッパのチームに勝つこと。目標達成するには今までより厳しい練習をこなして、今までよりも良いプレーをしなくてはならない」と意気込みを語った。
また、25日からは「第41回ウィリアム・ジョーンズカップ2019」に出場していた5名の選手が、30日には渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)が合宿に合流する見込みだ。まずは現状のメンバーで「個人のコンディショニングや、チームコンセプトの部分を中心に練習している」と話し、全員がそろってから本格的なチーム練習を開始するようだ。
今夏は、NBAチームと契約した渡邊、八村に加え、比江島慎(宇都宮ブレックス)、馬場雄大(アルバルク東京)の2名が「MGM Resorts NBAサマーリーグ」に参加。比江島については「オーストラリアに続き、アメリカに挑戦し、世界レベルを間近で経験したことを活かしてほしい」と、馬場については「すごく目立った良いプレーができていた。アスレチックな選手が多い中でも、その部分で成果を出せていたと思う」と話し、両名への期待をあらわにした。
また会見当日には、日本代表で司令塔を務めてきた富樫勇樹(千葉ジェッツ)のケガが所属クラブから発表。指揮官は「個人としてもチームとしても非常に悲しいニュース。彼の心境を考えると私も悲しい気持ちになる。彼がいない中でも戦えるようにこれから練習していかなくてはならない」と心境を語った。
その中でもやはり、富樫に代わる司令塔を残りの準備期間で考えなくてはならないだろう。「元々、田中大貴(アルバルク東京)、比江島のポイントガードでの起用の可能性も考えていた」と明かし、残りの期間で慎重に考えていく方針を語った。
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