2019.09.07
9月7日、中国で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」の17-32位順位決定ラウンド第1戦が行われ、日本代表(FIBAランキング48位)がニュージーランド代表(同38位)と対戦した。
今大会前の強化試合でもニュージーランドと2度対戦した日本。この試合では篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)と八村塁(ワシントン・ウィザーズ)を欠く中、田中大貴(アルバルク東京)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、馬場雄大(A東京)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、ニック・ファジーカス(川崎)の5人がスターティングファイブに名を連ねた。
先制の3ポイントを許したものの、すぐさま田中のジャンプショットで応戦。ファジーカスと馬場の3ポイントも飛びだしたが、開始2分53秒から立て続けに失点し、第1クォーター残り5分で10点ビハインドを背負う。安藤周人(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、安藤誓哉(A東京)をコートに送りこんで立て直しを図る日本は、ファジーカスが2本目の長距離砲、渡邊のアタックでスコアを動かす。すると、徐々に点差を詰めて同2分16秒で21-24。終盤には安藤誓とファジーカスの連続3ポイントもあり、同クォーター終了時点で29-29の同点に追いついた。
次の10分間もニュージーランドが先制点を記録。日本はファジーカスを下げると、なかなかシュートが決められず0-8のランを献上。タイムアウト後に戻ったファジーカスは、第2クォーターで日本の初得点をマーク。その後はゾーンディフェンスを敷いてリズムを変えようと試みるも、相手の勢いは止められず。ファジーカスが前半だけで24得点と気を吐いたが、この10分間は10-26と差をつけられ、16点ビハインドで後半へ。
第3クォーターは立ちあがりに2本の3ポイントを浴び、序盤で20点差に広げられる。田中と比江島が果敢に攻めるも、ニュージーランドは与えられたフリースローから得点を重ねてリードを保つ。残り3分22秒からは再び3ポイントを決められてしまい計27失点。61-82で最後の10分間を迎えた。
第4クォーター、開始52秒に馬場が3ポイントを記録すると、竹内譲次(A東京)がフリースローから得点を伸ばす。それでも、ニュージーランドは確実に得点チャンスをものにし、同2分27秒時点で67-91。試合終了残り4分9秒にはコーリー・ウェブスターの3ポイントで101点目を奪われた。その後は竹内譲のダンク、安藤周の今大会初得点が生まれるも、相手にペースを握られて最終スコア81-111でタイムアップ。日本は、ニュージーランドにも力の差を見せつけられ1次ラウンドから4連敗となった。
なお、日本は9日の順位決定ラウンド第2戦でモンテネグロ代表(同28位)と対戦する。
■試合結果
日本 81-111 ニュージーランド
JPN|29|10|22|20|=81
NZL|29|26|27|29|=111
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