2025.09.19
日本バスケットボール協会は、モンゴル・ウランバートルで開催された「FIBA U16アジアカップ2025」を終えたU16男子日本代表の帰国を報告した。大会はオーストラリアが中国を85-58で破り、4連覇を達成して閉幕。日本は4位で大会を終えた。
3位決定戦のニュージーランド戦は序盤からリードを許し、第1クォーターを9-24と劣勢で終える。その後も最大18点差を背負う展開となったが、第4クォーター残り5分から反撃を開始。高橋秀成(川崎ブレイブサンダースU18)が3本の3ポイントシュートを沈め、黒田健斗(福岡大学附属大濠高校)も続いた。さらに越圭司(Concordia Lutheran School of Omaha)が残り59.2秒で同点に追いつき、直後には3ポイントで逆転。宮里俊佑(琉球ゴールデンキングスU18)のフリースローで92-91と勝ち越したが、終了直前にゴール下を決められ、92-93で惜敗した。
キャプテンを務めた白谷柱誠ジャック(福岡大学附属大濠高校)は「チームとして良いところが見られ、世界の強豪を相手と対戦する経験ができました。それが今後の人生や練習、私生活にも生かされていくのでここでヘッドダウンせず、さらに上を目指してがんばっていきましょう」と仲間たちを鼓舞。続けて「今回のFIBA U16アジアカップでは一人ひとりがしっかり成長をして、ベスト4というチーム目標を達成できてとてもうれしかったです。来年のFIBA U17ワールドカップに向けて一人ひとりが今回負けたことを糧とし、日々成長していきますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と前を向いた。
指揮官のアレハンドロ・マルティネスヘッドコーチは「世界で16チームしか出られない狭き門である来年のFIBA U17ワールドカップの出場権を獲得でき、本当にうれしく、選手たちを誇りに思います。大会前にまず予選グループ1位突破の目標を掲げ、3連勝と良い形で達成することができました。準々決勝では、平均100点近いオフェンス力を誇るチャイニーズ・タイペイを72点に抑え、素晴らしいディフェンスで勝利しました」と振り返った。
さらに「しかし、その試合で(白谷柱誠)ジャック選手と栗本(富美也)選手がケガをしてしまい、準決勝以降は10人での戦いとなりました。オーストラリア戦は立ち上がりから圧倒されてしまいましたが、銅メダルを目指してニュージーランド戦に向けて切り替えました。終盤に追い上げ、もうメダルを手にしたと思ったところで最後にミスが出てしまいました。4連勝し、オーストラリアに完敗し、ニュージーランド戦は最後の最後に勝ちを逃しました。それらすべての試合が若い選手たちにとっては貴重な経験であり、将来につながる大事な過程です」と強調。「一番大事なのは来年のFIBA U17ワールドカップにつなげられたことです。3度目の大会へ向けて良い準備ができるように、これからそれぞれのチームで成長していってほしいです。選手たちとスタッフ陣には本当に感謝しており、おめでとうと伝えたいです。また、エントリーキャンプに参加したすべての選手、そして指導者の皆様に対して感謝を申し上げます」と締めくくった。
▼大会結果
優 勝:オーストラリア
準優勝:中国
第3位:ニュージーランド
第4位:日本
第5位:韓国
第6位:イラン
第7位:チャイニーズ・タイペイ
第8位:バーレーン
第9位:レバノン
第10位:フィリピン
第11位:マレーシア
第12位:カザフスタン
第13位:インドネシア
第14位:サウジアラビア
第15位:モンゴル
第16位:インド
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