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9月11日、都内で第22回Wリーグ開幕記者会見が行われた。
当日は東地区開幕カードの代表として、ENEOSサンフラワーズの岡本彩也花と渡嘉敷来夢、富士通レッドウェーブから町田瑠唯と篠崎澪が登壇。さらに、西地区開幕カードの代表として、トヨタ自動車アンテロープスの三好南穂と馬瓜エブリン、トヨタ紡織サンシャインラビッツの加藤臨と東藤ななこがオンラインで会見に参加した。
登壇した各選手が新シーズンに懸ける思いを述べる中、12連覇を目指すENEOSでキャプテンを務める岡本は「(チームの仕上がりは)まだまだだとは思うんですけど、今まで積み重ねてきたものを出すだけなので、しっかり開幕戦で出していきたいと思います」と意気込み、渡嘉敷も「一人ひとりが自覚と責任を持って、チームを勝利に導けるように頑張ってます。開幕戦から楽しみにしていただければと思います」と続いた。
一方、富士通のキャプテンである町田は「コロナの影響で練習のスタートが少し遅れて、合わせるのに時間が掛かったんですけど、今は開幕に向けていい状態になってきていると思います」とチームの状況を説明。キャプテンとしては「メンバーが若いので、しっかり引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」と責任感をにじませた。
その後は「今シーズンは〇〇バスケットで戦う!」というお題に合わせて、各チームがそれぞれが標榜するバスケットを説明。トヨタ自動車の三好は「以心伝心バスケット」と掲げ、「お互いがお互いのプレーを感じ取りながらプレーできたらなと思います」とコメント。
一方、トヨタ紡織の加藤は「全員バスケット」と掲げ、「ディフェンスから速い展開にもっていくバスケがスタイルなので、全員で守って全員で走る、機動力を使ったバスケットに注目してほしいです」とチームのスタイルをアピールした。
選手の退場後には「第21回Wリーグ功労賞」の表彰が行われた。受賞者として紹介されたのは大﨑佑圭、篠原恵、山本千夏、水島沙紀、王新朝喜、伊集南ら、昨シーズン限りでの現役引退を表明した6名。当日は在京者である大﨑、篠原、山本ら3名が登壇した。9度のWリーグ優勝に加え、女子の日本代表としても活躍した大﨑は実子を抱きかかえながら登場。
「産後復帰のチャレンジをするからにはオリンピックの舞台に立ち、さまざまな功績を残してから…と思っていたのですが、東京オリンピック延期ということで引退を決意しました」と引退を決断した理由をあらためて説明した大﨑。「志半ばとはこういうことなのかと、非常に残念に思いますが、それでも今回チャレンジしたことはこの先一生誇れるものになったと思います」と自身のチャレンジを笑顔で振り返った。
また、東京成徳大学中学校、高校とチームメートとしてプレーした篠原と山本とともに功労賞を受賞したことについては、「東京成徳の3人でこの場に立てたことは、とても感慨深いものとなりました。この場に立てたのはチャレンジしたからでもあるので、いいバスケット人生を送れたなと思いました」と喜びの思いを言葉にした。
最後のフォトセッションには現役選手たちたっての希望で、功労賞受賞の3名との集合写真を撮影。壇上には笑顔があふれ、和やかな雰囲気に包まれて会見は終了した。