2021.06.04

Wリーグの新会長に映画監督の河瀨直美氏が就任…「女子バスケットボール界の未来を切り拓いていきたい」

Wリーグの新会長に就任した映画監督の河瀨直美氏(写真は2017年)[写真]=Getty Images
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 6月4日、Wリーグは新役員就任を発表。6月4日の社員総会および理事会での役員改選にて映画監督の河瀨直美氏が新会長に決定した。

 河瀨直美氏は、1997年に「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭のカメラドール(新人監督賞)を受賞するなど、幾多の輝かしい実績を持つ。現在は東京オリンピックの公式映画の監督を務めている。

 また、学生時代はバスケットに打ち込み、高校時代には奈良県代表選手として国体にも出場している。

 河瀨新会長は、就任に際し、以下のようにコメントしている。

「10 代の私を支えていたのは、紛れもなくバスケットボールでした。チームプレーを通して仲間とともに過ごした日々は、映画監督である今の私を支えているといっても過言ではありません。バスケットボールを現役引退してからも、映画監督として映画を創りながら、クラブチームでプレーを続け、コートに立てる喜びを噛みしめてきました。

 東京 2020 オリンピック公式映画監督として IOC からの命を受け、その中で女子バスケットボールの日本代表チームをカメラで追いかけるうち、ご縁をいただき、今回の就任に至りました。W リーグをこれまで以上に盛り上げ、バスケットボールの魅力を普及し、選手たちが輝く姿を多くの人々に観戦してもらえる楽しさと歓びを分かち合っていきたいと思います。

 文字通り、新参者ですが『新しい風』として、選手共々、旋風を巻き起こし、女子バスケットボール界の未来を切り拓いていきたいと考えています。

 よろしゅうに‼」