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3月5日、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)がWNBAのワシントン・ミスティクスとの契約について記者会見を行った。
2月14日に町田のWNBA挑戦が富士通とWリーグより発表されたが、会見の冒頭、富士通レッドウェーブの丸山茂美部長から、「他のルーキーと同様に、一律となるトレーニングキャンプ契約を結んだ。ただチームからは高い評価をいただいている」とコメント。「町田はWリーグが終わり次第、5月に渡米、WNBAのキャンプに参加する。WNBAのシーズンは9月終了予定で、日本に帰国後は富士通の選手としてWリーグに参戦することになる」と説明があった。
会見に同席した富士通のBTテーブスヘッドコーチは、「彼女だけでなく日本の女子バスケットボール界にとっても大きな意味があること。世界のトップリーグで最大限に力を発揮して、新しいチームに貢献することを確信している」とエールを贈った。
「正直オファーをもらえるとは思っていなかったので驚きました」という町田は、「話を聞いているうちにワクワクした気持ちになり、こんなチャンスはない」とWNBA挑戦を決めたと振り返った。WNBAの印象を聞かれると、「女子バスケットボール界の最高峰であり、各国からトップレベルの選手が集まるところ。今まで世界大会でマッチアップした選手もいて気にはなりますが、とても楽しみにしています」と、抱負を語った。
オリンピックの新記録となる18アシストを達成するなど、日本代表の銀メダル獲得に貢献したのは鮮明に記憶に残っているだろう。当時から「小さくてもやれることを示したい」と町田は語っていたが、今回のWNBA挑戦でも同様にスピードやパスの視野の広さを生かしたプレーが期待される。
ワシントンでのプレーに向けて英語は勉強中という町田は、「不安はあります」と正直な気持ちを吐露。それでも「たくさんのことを吸収して、富士通に貢献したいと思います。今回の挑戦はこれまでサポートしてくれた方や応援してくれた皆さんがあってのことだと思っています。家族には『頑張ってきてほしい』と後押しをしてもらいました。自分の持ち味、やるべきことをしっかりやって、日本の皆さんにいい報告ができるように頑張ってきます」と決意を語った。