2022.03.30

トヨタ自動車の三好南穂、今季限りでの現役引退を表明…日本代表でも活躍、五輪に2度出場

シューターとして活躍した三好南穂がユニフォームを脱ぐことに [写真]=W LEAGUE
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 Wリーグに所属するトヨタ自動車 アンテロープスは3月30日、日本代表の三好南穂が2021-22シーズンをもって現役を引退することを発表した。

 1993年生まれで現在28歳の三好は、167センチ57キロのシューティングガード。桜花学園高校卒業後、2012-13シーズンにシャンソン化粧品 シャンソンVマジックでキャリアを始めた。同チームで5シーズンを過ごし、2017-18シーズンにトヨタ自動車へ移籍。今季レギュラーシーズンでは21試合に出場し、1試合平均11.8得点2.1リバウンド2.4アシストに加え、いずれもリーグトップの3ポイントシュート成功率51.6パーセント、フリースロー成功率91.9パーセントを記録した。

 また、日本代表としての経験も豊富で、2016年リオデジャネイロオリンピック、2020年東京オリンピックの2大会連続で出場。2月に行われた「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022 予選」にも出場していた。

 現役引退を決断した三好は、公式HPを通じて次のようにコメントした。

「いつもたくさんの応援ありがとうございます。私、三好南穂は、今シーズンをもって、引退することをご報告させていただきます。急な発表で驚かせてしまい、申し訳ありません。引退を決意したのは、自分自身の体、そしてメンタルともにトップレベルのパフォーマンスを維持することは今シーズンで限界かなと感じたからです。覚悟を持って迎えたシーズンでした。その結果、レギュラーシーズンでは、まさかの今までの私にはない成績を残すことができ、嬉しくもあり驚いています。ただ、私としては1人でも多くの方に、バスケットボール選手としての最後の姿を見てもらえたら嬉しいなと思い、まだ数試合が残っているこのプレーオフ前のタイミングで発表させていただきました」

「今まで支えてくださったみなさんにコートで恩返しがしたいです。またシーズンが終わってからゆっくりとお話しさせていただければと思っております。まずは開催されることに感謝して、目の前にある試合を全力で。このチーム、このメンバーで、ひとつでも多く試合をして、優勝を目指します。皆さんへの感謝の思いと共に、自分の今持っている力を全て出し切って戦います。応援よろしくお願いします!」