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4月10日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で第23回Wリーグプレーオフのセミファイナルが行われ、富士通レッドウェーブ(レギュラーシーズン6位)はENEOSサンフラワーズ(同1位)と対戦。前日に行われた第1戦では富士通が67−58で先勝している。
ティップオフ直後にENEOSの渡嘉敷来夢に先取点は奪われたものの、富士通は慌てず篠崎澪、町田瑠唯らのシュートで連続得点、一気に14−0のランを見せる。その後もターンオーバーの続くENEOSに対して攻撃の手を緩めず、最初の10分間で19−4とリードを奪った。
第2クォーターに入り、富士通は宮澤夕貴が3ポイントシュートを決めてリードを広げていく。しかし、ENEOSの高さを生かした攻めや奥山理々嘉の3ポイントで得点を許す場面も。それでも、中村優花のゴール下、さらには宮澤の3ポイントで対抗した富士通が前半を32−22で折り返した。
後半開始早々、渡嘉敷のドライブ、梅沢カディシャ樹奈のジャンプシュートでENEOSの反撃を受ける。富士通は宮澤、オコエ桃仁花の3ポイント、篠崎のバスカンでリードを渡さない。その後、互いに激しい攻防を見せるなら粘り強く点を取り合い、48−38で最終クォーターへ。
第4クォーター、宮澤、篠崎の連続シュートでリードを広げる。しかし、その後、ENEOSが繰り出した3−2ゾーンディフェンスに苦しみ、一時、リードを5点まで縮められる。しかし最後は町田がバスカンを奪い、勝利を決定的なものに。結局、富士通が61−53でENEOSを破り、セミファイナル2勝目を挙げ、6シーズン年ぶり5回目のファイナル進出を果たした。
富士通は篠崎が17得点、町田が13得点、宮澤が10得点と3人が2ケタ得点。オコエは9得点にとどまったものの10リバウンドを挙げて勝利に貢献した。対するENEOSは渡嘉敷が15得点、奥山が10得点を挙げたが勝利に導くことはできなかった。
■試合結果
ENEOSサンフラワーズ 53-61 富士通レッドウェーブ
ENEOS|4|18|16|15|=53
富 士 通|19|13|16|13|=61