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山梨クィーンビーズは5月2日、金子寛治氏が新たにヘッドコーチに就任したことを発表した。
今回新たなHCとなった金子氏は、2001年~2012年まで安城学園高校の男子バスケットボール部を指揮すると、ウインターカップベスト8に進出。さらに、2001年~2022年まで指揮を取っていた同校の女子バスケットボール部は、ウインターカップ準優勝に導いた実績を持つ。
また、2018-19シーズンの途中からチームを率いた、伊與田好彦HCが退任となったことも合わせて発表された。伊與田HCは昨シーズン、2016年のWリーグ復帰後最多の6勝を記録。さらに、2019年には全日本バスケットボール選手権大会でベスト8にチームを導いた。
山梨QBは新たな指揮官のもと、悲願のプレーオフ進出を目標に2022-23シーズンへ臨む。
退任した伊與田氏と、新HCに就任した金子氏は、クラブを通して以下のようにコメントしている。
■伊與田好彦氏
「2018年12月からチームの指揮をとらせていただいて、3シーズン半クィーンビーズに携わらせていただきました。高等学校・大学・国体成年女子しか指導経験がなく、自分自身がプレーヤーとして実業団で活動したわけでもなく、Wリーグで戦うチームを指揮するには非常に未熟な状態での指導になってしまいました。それでも選手たちの協力や、スタッフの方々・ブースターの皆さま・スポンサーの皆さまの温かいご声援とご指導のおかげでここまで務めさせていただきました。
Wリーグで戦うためのチームの基礎となる、強さ・速さ・ディフェンスの基本は実行できるレベルまでもってくることができたと思いますが、次のステージ(プレイオフ出場)に上がるためにはもっと戦略・戦術部分でのきめ細かな指導が必要になってきます。そこからは次のヘッドコーチの方にお任せさせていただきます。繰り返しになりますが、クィーンビーズに関係するすべての方々に感謝させていただいて退任の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。皆さまのおかげです」
■金子寛治氏
「プレーしていて楽しい、見ていておもしろい、チームバスケットボールが展開できればと思います。皆さんに“夢と希望”をお届けできれば幸いです。
サッカーのバルセロナのような、人とボールが連動する『トータル・バスケットボール』
また、『勝負の神様は細部に宿る』細かい部分も追求しながら、最後は理屈ではない『スモール・バスケットボール』オールコートの攻防の中で『動き回る・走り回る』切り替えの速いバスケットボールを追求できればと思います
日本代表の女子が成功したように、小さくても工夫次第で成果を出せるということをコートで表現できればと思います」